□草川 義英
きみがふす夏の敷布のみだれより
わが遠ざくを今はかなしむ
かくわれの遠ざくことを恕らずに
なほ病みはてしきみのみこゝろ
大いなる雲をつかみて死にゆける
きみがゆくゑのはるかなるかも
(函館毎日新聞 大正七年一月十九日 十八日夕刊 一面より)
※丘二郎こと竹岡次郎さんへの追悼歌。
※草川義英は與志夫の函館商業学校時代のペンネーム、同学校の生徒
を中心に結成された夜光詩社という短歌クラブに所属していた。
※[解説]夜光詩社について
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