一人一人が宇宙神
人間には、心があります。いや、人間に限らず、あらゆる生き物には心があるのではないかと思っています。
唯物論的には、そうした心の動きなどの精神的活動は、すべて脳内の物理的活動という解釈で片づけられます。
たしかに、何かを考えるというのは、脳内での活動であり、それを観測することは可能でしょう。喜怒哀楽などの感情についても、何かしら脳のなかで反応があると思われるので、それらをもってして、脳内の物理的活動として観測すること自体はできるのだと思います。
問題は、上に挙げた引用文のうち、「それ以外にない」という部分です。本当にそれ以外にないのでしょうか。
仮に、私が目の前にあるボールペンを手に取るとします。これをするまでの間、私の脳は次の働きをすることになります。
1.目の前のボールペンを見る(視覚情報の処理)
2.目の前のボールペンを取ろうと考える(思考)
3.目の前のボールペンに手を伸ばして取る(動作指示)
これら3つ、すべて脳内の働きであり、それらが何かしらの物理現象として観測されうることは間違いありません。
問題は「2」の「ボールペンを取ろうと考える」部分です。これは「ボールペンを取ろうと考える」ような電気信号が、脳内に伝わったせいでしょうか?脳でそのような電気信号が伝わったから、「ボールペンを取ろう」と思ったのでしょうか?
私は逆ではないかと考えます。
つまり、私には意思があったのです。「ボールペンを取ろう」という意思があり、だから「ボールペンを取ろう」と考えたのであり、その結果として「ボールペンを取ろう」という思考が、脳内の物理現象として観測しうる状態になったのだと思うのです。
どうでしょう?
「意思」などという見えないものは信じない?そういう方は、唯物論で生きていかれればいいと思います。しかし、私は違います。
脳内の物理現象の前に、私には意思があると信じています。私の意思が、脳内の物理現象として現れた、そういうことです。
ところで、そんな意思などという目に見えないものは、どこに存在するのでしょうか?
これについては、あまり問題視しなくていいように思います。無視していいと言っているわけではありません。
この世界は、科学的にも9~11次元まであると言われています。私たちが見ることができない次元があったところで、何の不思議もないのです。
仮に私たちの精神活動が4次元(目に見えている世界が、時間を含めず3次元だとする)世界のものだとしたら、私たちの精神は、今、目に見えている3次元世界よりも、上の次元のものであることになります。
見えないものは、存在しないことを意味していません。たとえ仮説としてでも、高次元世界があると言えるのであれば、目に見えない高次元世界に、「それ」があることは誰にも否定しえないのです。高次元から低次元は見下ろせても、低次元から高次元を認識することはできないからです。
さて、、、ここからが本題です。
私たちの精神活動が4次元世界のものであるとしたら、今、目の前にみえてる3次元世界は、その下の次元にあることになります。敢えて、乱暴な言い方をすれば、今見えている3次元世界などというのは、私たち一人一人の4次元世界に従属しているものであるともいえるわけです。
主従関係で言ったら、今、あるとされている3次元世界(全宇宙)よりも、私たち一人一人が持っている4次元世界の方が、上の次元にあるものだということです。
まさかと思われるかもしれませんが、そのまさかです。そう考えていいと思います。
そういう意味で、私たち一人一人が宇宙神にも匹敵する存在であると言えます。
そんな疑問があるでしょう。その答えは簡単です。
この3次元世界というのは、そんな大勢の宇宙神が共存しているところに成り立っているからです。一人だけが万能であっては、この3次元世界は成り立ちません。全宇宙神の最大公約数的なところで、成り立っているのが、この3次元世界なわけです。
例えば、私はそんなすごい宇宙神なので、目の前にある水をオレンジジュースに変えるような「魔法」も使えるはずなのです・・・が、実際にはそうなっていません。
もし、私ごときがそんな「魔法」を使えるとしたら、他の宇宙神もいろんな「魔法」が使えるようになってしまいます。結果、どうなるかといえば、皆が好き勝手に「魔法」を使うようになってしまって、世界はカオス化してしまうでしょう。
しかし、私たちが住んでいる宇宙は、そんなカオスのような宇宙ではありません。
私たちの宇宙は、特定の一部の人々だけが「魔法」を使えるようにはできていない・・・つまり、基本的に私たちは、「魔法」を使えない宇宙神なのです。
要するに、この3次元世界は、基本的にそれぞれの宇宙神が、「みんな、この3次元世界では、魔法無しね?」と合意したところで成り立っていると言えるのです。
ただ、たまーに「魔法」使ってるんじゃない?みたいな超能力者のような人をみかけます。
それは、他の人たち(他の宇宙神たち)も「まぁ、これくらいだったらいいか」というレベルで、「魔法」を使うことを許しているということだと解釈してみてはどうでしょう。
※あたらしくんのは、「魔法(超能力)」じゃなくて、タネがあるマジックだというのは、私にはどうしても信じられません(笑)。
私も本当だったら、こんな能力使えるはずなのですが、他の宇宙神の皆さんが認めてくれないので、残念ながら使えないようです。
でもま、それでいいのです。私には、そういう分かりやすいものではなく、ちょっと分かりにくい「魔法」が使えるのだと信じています。
その「魔法」を使って、「明るい未来を切り開く」みたいな感じです。きっと・・・。
そしてそれは、私だけでなく、みんなも使えるはずだったり、そうじゃなかったり・・・?