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農業倶楽部~田んぼ編~第二回実施

SDGs・・・。

持続可能な社会とは何かについて、考え方は人それぞれだと思います。食料が不足しているんだから、昆虫でも食べないといけないんだと言われたら、「そうなんだ」と納得して、出されたものを食べながら、「こうやって、持続可能な世界を維持するんだ」と信じ込むのも自由です。

ただ、私には無理です。

コオロギなんて気持ち悪くて食べられません。いや、それ以上に、それらを進めている人たちのことを信じられないというのもあります。

EFSAの調査は、4つの“コオロギリスク”を指摘。▼総計して、好気性細菌数が高い▼加熱処理後も芽胞形成菌の生存が確認される▼昆虫及び昆虫由来製品のアレルギー源性の問題がある▼重金属類(カドミウム等)が生物濃縮される問題がある

日刊ゲンダイ
「コオロギ食にたちはだかる普及の壁…河野大臣「陰謀論に巻き込まれて迷惑」とまるで他人事」
2023年3月31日より引用

こういう問題があるにもかかわらず、それらの議論をすっ飛ばして、ただ「食べろ」と言われて食べるのは、何だか家畜になるような気分です。家畜になり果てたとしても、「生き長らえる=持続可能な生活」だというのなら、それはそれです。

しかし、私には、到底できません

私にとっての持続可能な社会とは、きちんと自分たちが食べるものを確保することができる社会です。その基本的な部分について、他人任せにせず、自分たちで何とかしようとすることが大切です。

ということで、少々、前置きが長くなりましたが、自分たちで、きちんとおコメを作れるようになるべく、農業倶楽部~田んぼ編~の第二回が行われました。

この日のカリキュラムは、種まきです。

種まきには、いろいろな方法がありますが、まずはじめに、一番手間がかかる、手での種まきです。

肥料が入った焼土のうえに、紙コップに入った200gの種もみを均等にまいていきます。

種をまいたら、そのうえに焼土を被せます

定規を使って、土を平らにならしながら進めていきます。ちょっとでも盛り上がったりしている部分があると、その部分は定規で削られていくかたちになります。

平らに仕上がった苗箱には、水をたっぷりかけます

一旦、ここまでで種まきは完了です・・・が、午前中、2時間程度の時間をかけて、ようやく完了したのは10箱程度でした。

この日の目標は60箱です。とてもではないですが、こんなペースでは終わりません

したがって、お昼ご飯をはさんで、午後に行う種まきでは、いよいよこの機械が投入されました。

そう、種まき機です!!

これは本当にすごいのです。昨年も大活躍しました。

上の写真でいうと、苗箱を左側にセットして動かすと、種籾や土を自動的に均等にまいてくれながら、右側にはきれいにまき終わった苗箱が出てくるという代物です。

これが稼働し始めてからは、参加者の方々の動きはまるで変わります

午前中、ずっとしゃがんだままの姿勢で、黙々と作業をせざるをえなかったのに対して、機械が動き始めてからは、せっせと苗箱を移動させたり、水をかけたりといった作業になり、皆さん、テキパキと動き始めました

そして、機械がものすごくキレイに、ものすごいペースで、苗箱を仕上げていきますさすが種まき機・・・。

あっという間に50箱、終わりました。

できあがった苗箱は、ビニールハウス内に並べます

この段階では、まだ水を張らずに、上からシートをかけて保温性を高めつつ、発芽を促していくといいます。

ここから芽が出てきて、少し苗が育ってきたら、いよいよプールに水を張って、田植えの準備ということになります。

うっし!今年も、ここまでは順調のようです。

コオロギ??うん、そんなの食べないで済むように頑張ってみます。人それぞれの持続可能な社会・・・私は私なりにです


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