3年目の田んぼ~初心忘れるべからず~
3年目の稲作・・・今年は、トラクターにフラップカバーというのをつけることになりました。
去年は、これがなかったのですが、フラップカバーがあると、田んぼの「代かき」という作業のとき、きちんと圃場を平らにできるということで、今年はこれを取り付けてみることになったのです。
しかし、このフラップカバー、取り付け金具がマッチして、ちょうどいいサイズというのが、なかなかみつかりません。探し続けて数か月、ようやくみつけて、どうにかこうにか、状態のいい中古品をゲットしました。
おぉ!ついに来たぞ、フラップカバーだ!!!
ところが、これがなかなか装着できません。
どうやら、ロータリー本体側のスカート部分が曲がっているため、フラップカバーがうまくはまらないようです。
むぅぅ・・・
ということで、フラップカバーを取り付けるべく、本体のスカート部品を買いました。
まっさらの新品です♪
これを元々ついているロータリーに装着していきます。フラップカバーを付けるためですっ!
ということで、まずは今ついている、曲がっているスカートを取り外します。
これの取り外しには、そんなに時間がかからず、割とすんなりいきました。
しかし、ここからスカートの裏側についているゴム板を外す作業が、なかなかに難儀でした。
六角ボルトの頭の部分が、どれもこれも潰れていて、全然回らないのです(涙)。
こういうトラブルがあると、私なんぞは「あー、もうダメだ」とすぐに匙を投げてしまいます。
でも、農業リーダー・軍曹殿は違います。
グラインダーというのでしょうか?なんかこう・・・削る道具(?)みたいなので、ボルトの周りを削り始めました。
正直、何が行われているのか、私にはさっぱり分かりません。
削り終わった後、ボルトの周りにある金具にドライバーを差し込んで・・・
「ペコンッ!」って、なんか取れました(汗)。
これで、ボルトを取り除くことができるようになり、無事、ゴム板も外すことができました。
てことで、このゴム板を新品のスカートの裏に装着して、ロータリー本体に取り付けたとです。
これで、ロータリー本体のスカート部分は、完全に新品に生まれ変わりました。
この、まっさらなスカート部品にフラップカバーを装着して・・・
ようやく完成ですっ!!!
いやぁ・・・長かったです。
正直、フラップカバーひとつ取り付けるのに、こんなに苦労をするとは思いませんでした。結果として、優に半年はかかった一大プロジェクトとなってしまいました。
でも、おかげさまで、今年はフラップカバーがあるおかげで、「代かき」の質も大いに向上するはずです。
ということで、いよいよ竹内にとって3年目の「代かき」が始まりました。
至って順調です。
トラクターの運転にも慣れてきたので、「オート耕うん」モードを外して、ちょいとマニュアル操作に切り替えてみたりもしました。
田んぼの四隅は、泥が溜まってしまうので、何度かバックして、ロータリーを逆回転させてみたり、一年目では、絶対にやらないような操作なんかもしてみました。
うん・・・、そう・・・順調だったのです。
で、一通り「代かき」が終わって、田んぼを出ようと思ったら絶句です。
「ノーーーーン!!!!!!!!」
フラップカバー、初日にして逝ってしまわれました。
この後、板金屋さんに問い合わせてみたりもしたものの、修理不能ということで、半年の歳月と、そこそこの費用をかけ、軍曹殿のお手間を拝借しながら、ようやく装着されたフラップカバーは、とても短い一生を終えたのでした。
本当に、反省しております。初心忘れるべからずであります。
でもまぁ、いつまでも過ぎたことを気にしても、しょうがありません。「代かき」が終わった以上、次の作業に目を向けていかなければなりません。
そう・・・田植えです。
しかし、これも問題です。
3年目とはいえ、3回目&350日ぶりだと、何をどうしたらいいのか、さっぱり分かりません。
フラップカバーのように、分からないまま無理に操作をしてしまったら、壊しかねません。したがって、この日は、ほとんどいじらず、おとなしく家に戻って、じっくり操作方法を確認することにしました。
うん・・・イケる気がしてきた。
ちなみに田植え当日、田植え機で田んぼに入ったら、こんな感じで植え付けをする予定です。
きれいに田植えをするためには、一筆書きのような要領で、予め脱出するルートを確保しておく必要があります。ここらへんも、1年経つとすっかり忘れてしまいます。
当日は、田んぼの前で田植え機に乗ってから、あらためてこの記事を開いて、確認するくらいでちょうどいいかもしれません。
うん、初心忘れるべからずです。
田植え機、壊さないように頑張ります。
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