育てた苗や野菜の有効利用を考える
素人農業の道を猛進中の私にとっての悩みは、できた野菜をどうするか?という問題です。
超絶素人なので、うまくいかないことも、十分に織り込んでおく必要はあります。というか、むしろ「素人のくせに、獲れたことの心配なんてするなよ」なんて、指摘もあるかもしれません。
それはそれとして、仮にそこそこに作物が取れた場合、その量は結構大変なのです。とてもではないですが、自分たちだけで消費できるようなものではありません。
とくに野菜の場合、なかなか貯蔵が難しいものが多いため、限られた短い期間内に、ある程度の野菜を消費できないと、捨てるしかないような状況に陥ります。最悪、それも仕方ないというつもりで、プランを立てていますが、ただそんなことをしたら、もったいない!!!
ということで、少し有効利用を考え始めました。
まずは苗です。
基本的には、固定種のモノばかりです。これらを畑に植えようと思ってはいましたが、さすがに畑の準備が追い付かなくなってきました。
あとで何とかしようと考えていたものの、それもそろそろ限界です。ポッドのなかで育った苗は、そろそろはち切れんばかりに大きくなってきています。
このまま放って枯らしてしまうくらいなら、どこかに養子に出そうと思うに至っています。
今のタイミングで、食料危機や固定種の重要性に気づかれる人がいたら、うまい具合に巡り合ってくれて、その人にとっても、苗にとっても、幸せなストーリーになっていくということにも期待したいです。
苗だったら、結構、好条件で送れるようだというので、ちょっと郵送実験なんかもしているところです。
ただ、今実験をしている最中で、送った苗が3日経っても、届かないという状況なので、この方法もちょっと難しいかもしれません。これからの季節、気温が上がってくると、苗がダメになってしまうリスクもあります。
苗は、フリーマーケットか、職場の人たちに分けるくらいになるかもです。
もうひとつの問題は、収穫した後の野菜です。こちらは、苗よりもさらに厳しい条件で送らなければいけなさそうなので、頭が痛いです。
・・・と悩んでいたら、先日、都内での仕事で出入りしている事務所近くの食堂にて、ありがたいお話をいただきました。
そちらの食堂は、有機野菜を中心に食事や惣菜を提供しているところで、そういう野菜を探しているというのです。
元々、そうなんだろうなぁとは思ってはいましたが、この日、鶏の唐揚げを注文したとき、ウクライナ情勢の影響で鶏の肉が高くなっただの、タマネギが高騰しているだのの話になり、そんな流れで、私の農業の話をしたら、ガッツリとそれに食いついていただき、作った野菜を使ってくれるということになりました。
ありがたや~~~。
これから、いろいろあるのですが、当面、すぐに大変そうなのはキャベツで、どうしようと思っていたところだったので、少し気が楽になりました。
いやでも、そんなに気負うこともないのかな・・・?
こういうことが、現実に起こるとしたら、野菜などの食料品の価値は爆上がりするわけです。
ちょっと違う話ですが、昔、メロンはとても高級でした。家の中で、「今日はメロンがあるぞぉ~~」みたいな話があったのを覚えています。
私よりも、もう少し上の世代の方々には、バナナもかなり高級果物だったと聞いています。今のように簡単に食べられるようなものではなく、ちょっと特別感があったそうです。
「やったー、今日はバナナが食べられる!!!」
そういう時代があったのです。
もし野菜が高騰して、食料危機が起こるような事態が発生したら、野菜はなかなか手に入らなくなります。
そうなったら、食卓を囲んで「今日の料理は、ハクサイを半分も使ったんだぞぉ~~~」なんて話で盛り上がるなんてこともあるかもしれません。
すぐそんな大変な事態に陥るかは知りません。しかし、もしそんなヒドイ状況になるとしたら、それはそれで、私が育てた野菜たちが、そんなに大変な「就職難」を経験することなく、割とすんなり受け入れられることに繋がります。
うん・・・そんな感じです。
どう転んでも、そんなに悪いことにはならないかな?
とにかく、せっかく育てている苗・野菜、うまく役立ててもらえるように、いろいろと知恵を絞っていきたいです。
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