香る雑草の正体
久しぶりに田んぼと畑の様子を見に行くことができました。ほぼ一週間、足を運ぶことができていませんでした。
まずはササニシキの様子がこちらです。
色がいいっ!!!
この田んぼは、雑草をいくらとってもキリがないところでした。
この苗と苗の間に生えた草がどうしようもなくて、本当に除草作業に苦労をさせられた田んぼでした。
それが今は、稲穂の黄金色一色となり、とてもいい状態のようにみえます。
俄然、楽しみになってきました。
それともう一か所、イセヒカリを育てている田んぼはこんな感じです。
だいぶ稲穂がついてきました。ただ、ちょっと育ちが遅いようです。
このあたり一帯は、既に水が止まってしまっています。
先日、水番のおじさんから、こういう育ちが遅い田んぼは、水が止まった後も、しばらくは自分で山の水を引っ張ってきて、田んぼに水を入れた方がいいという話を聞きました。その方法も、教わりました。
ということで、この日、早速やってみました。
元々、こんな感じで水路にはまったく水が流れていませんでした。上流に行って、水番のおじさんが教えてくれた通りに、途中の水をせき止めてみたら・・・
すんばらしいっ!!!
まだちょっと青い部分が残っているイセヒカリの稲穂ですが、これから先、うまく育ってくれることを願うばかりです。
さてさて、田んぼのあとは畑です。
畑では、実家で育てていたハクサイの苗を定植してみました。
どうやら、実家の庭に置いている間に、虫に喰われてしまったようで、だいぶダメージを受けていました。
それでも、ひとまず定植をしてみました。春夏の定植は、トレイ→ポッド→畑という三段階だったのですが、今回はトレイ→畑の二段階制でやってみました。
トレイから、いきなり畑に出してしまって大丈夫か?
分かりません。ひとまず実験です。
※実験と言っても、どこかの製薬会社みたいに他人様に迷惑をかけるようなことはいたしません。
それともうひとつ、今回植えてみたのがこちらです。
平戸ニンニクという品種だそうです。本来、暖かいところで育つ品種らしく、正直、うまく育つかどうかは不明です。でもまぁ、それを言い出すと、田んぼの「イセヒカリ」も同じ(暖かいところで育つ品種)なので、あまり気にせずやってみることにします。
ところで、ニンニクはどうやって増えるのか・・・恥ずかしながら、私、知りませんでした。
正解はこちらです。
ニンニクを剥いて、この一粒を畑に植えます。
こんな感じで、ニンニクを埋めて、土を被せていきます。
さぁ、来年・・・どうなりますかね。
ところでこの日、久しぶりに畑に出てみて思ったのですが、雑草の勢いが、だいぶ緩くなったように感じました。
マルチの横にもコンモリと生えているのですが、背丈は低いし、とてもお上品な感じです。
しかも、このマルチに定植をしようと思い、ここに座り込んで、抜いていったら、メチャメチャ簡単に抜けるのです。そして、ほのかにいい匂いまでしてきます。
あまりにいい匂いがするので、雑草のくせに「もしかしたら、食べられるんじゃね?」くらい思いました。
そして、そのうち気づきました。
「ちょっと覚えのある匂いなのだが???」
で、よーくみてみたら・・・・。
あなた様は、トマトちゃんじゃないですかっ!!!!
びっくらこきました。そこら中に生えていた、雑草と思っていた草は、ほぼ全てトマトだったのです。
すごいです。でも、それだけじゃありません。
よくみたら、あちこちに知っている顔がおりました。
こちらは、マルチ横に生え始めていた地這胡瓜でした。
大きくなりすぎて食べることができなくなったキュウリを、そこらに放っておいたのですが、その種から勝手に生えたみたいです。
穴あきマルチから生えている、このキレイな双葉もタダモノではありません。そこらの雑草とは思えないのです。
きっと、これもキュウリだと思います。
さらに、どこでどう種が落ちたのか分かりませんが、明らかにモロッコインゲンと思われる植物も生えてきていました。
自然、本当にすごいです。
作物たちのたくましさに、ちょっと感動いたしました。
さすがにトマトは、これからの収穫は無理なので諦めましたが、キュウリとインゲンは、これからでも収穫ができると思ったので、急遽、彼らを移植して、育ててみることにしました。
急ごしらえではありますが、支柱を組んで、何となく即席で、彼らが大きく育ってもいいようなかたちにしてみました。
すごいなぁ・・・がんばって大きくなってみてくれよー。
相変わらず、驚きと楽しさいっぱいの農業体験なのでした。
チャンチャン♪
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