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息子を抱きしめて寝ながら思う夜

私が小さい頃の寝る姿勢は決まってこう。
母の腕枕と母の足の間に自分の足を入れて
寝る姿勢が、なんとも安心感に満ちた寝る姿勢でした。

時は進み
小学2年生になる
我が家の長男の好きな寝る姿勢も
全く一緒。
私の腕枕と私の足の間にスルスルっと
自分の足を入れてはいつの間にか聞こえる
寝息。

あの頃の私と同じような安心感を抱き
眠りについてくれているのかなと
想像すると、なんだか可愛らしく思えます。

といっても、小学2年生。
あと何年、こうして一緒に寝てくれるのだろう。
あと何回、こうして抱きしめながら寝られるのだろう。
と考えると、彼と過ごせる一夜一夜
その時間を大切にしたいなと思うのです。

この頃、人生の過ぎゆく早さに
全然追いつけない自分がいます。
あっという間に過ぎてしまう
それが人生なのでしょうか。

そんな時は彼の寝息を聴きながら
今日の一夜を噛み締めて眠ろうと思います。

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