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It's a wonderful world ソロシナリオ06攻略

※この記事はボードゲームIt's a wonderful worldのソロプレイシナリオモードのプレイ記事です。ルールの説明はありません。また、シナリオを自分で楽しみたい方や自分で攻略法を探りたい方は読まない方が賢明です。

シナリオ05攻略記事はこちら↓

記事構成は以下の通りです。

①条件 ②作戦 ③プレイログ

<①条件>ソロシナリオ06:財閥の支配

地下の支配を進めていく中、帝王は自分に力を貸してくれている財閥が己を超える力を蓄え始めていることに気が付いた。

・帝国カードはB面を使用

・ゲーム開始時に金融取引所プロパガンダセンター国定史跡を構築中エリアに配置、ゲーム終了時に全て構築していなければならない。

・ブロンズ点以上、シルバー点以上、ゴールド点以上

<②作戦>

※記事の読みやすさを重視するためにカードタイプを建造物→白カード、軍用機→黒カード、研究→緑カード、巨大事業→黄カード、発見→青カードとし、資源を建材→白資源、エネルギー→黒資源、科学→緑資源、資金→黄資源、探査→青資源という表記にします。

まずは構築課題のカードをチェック。

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金融取引所プロパガンダセンターを構築すれば黄資源が生まれ、その資源を使って黄カードをバンバン構築する黄資源ザクザク帝国を作れば何不自由なくクリアできそうだ。シナリオ5に比べれば産出資源が純粋なことから同じ方針(黄カード+投資家トークン収集)で、より容易な達成が可能に見える。

しかし、実はその考え方ではこの構築課題の罠にはまるのだ。それは次の画像を見ながら解説しよう。

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実は黄カードの内訳をみていくと、将軍ルート(黒青カード構築もしくは将軍トークン)に寄与するカードのほうが投資家ルート(黄カード構築もしくは投資家トークン)に寄与するカードに比べて多いのだ。そして、将軍ルートのカードの産出資源はほとんどが他色資源である。つまり、黄カードの大量構築だけに注力したプレイではなく、タッチ黒青構築を意識したプレイが得点を伸ばすのに必要なのだ。

ただ、将軍ルートだからといって、将軍トークンを集めることが目的ではないことにも注意をしておきたい。北極基地博物館を構築すると青カードの構築がそのまま高得点になる。つまり、黒カードは青カードの構築に寄与するが、黄カードは青カードの得点化に寄与するのだ。よって、黄青カードの中でも軽量級のカードを乱立させると高得点の可能性が見えてくる。

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とはいえ黄カード主軸であることは変わりないので課題構築である国定史跡をさらに強力にできる国際会議は見つけたら必ず構築したい。投資家得点に繋がるカードをあえて構築しないことで、投資家トークンの支払いは痛手にならなくなるという点も覚えておくといいだろう。巨大タワーは資源に余りが出そうなら構築する程度で良い。


<③プレイログ>

〇1ラウンド目

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手札1巡目。輸送網遺伝子改良は今回の方針とは異なる。白資源の安定を図りたいためリサイクル工場を求めて手札を入れ替えていくが出てこないので、今回は代用として工業団地を構築することにした。

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現時点で欲しいカードがないので手札を入れ替えていると、巨大ダム海底都市がやってきた。基本的に無理してでも黄カードは構築する方針なので採用した。

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計画フェイズ終了時。巨大ダムは黒資源を産出する点では原子力発電所に1つ勝るだけだが、黄カードということで得点源にもなるという点では原子力発電所に雲泥の差をつける強力なカード。海底都市も本来黒カードの役割である青資源を産出する上に得点源になる黄カードということで今回の方針とばっちり合う。

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1ラウンド終了時。構築したのは工業団地のみ。しかし、次のラウンドで黄資源をリサイクルして巨大ダムに配置すれば、白資源産出で巨大ダムが完成し、黒資源産出でさらに次のカードが構築されていく連鎖を起こせる手筈になっている。

〇2ラウンド目

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手札1巡目。リニアモーターカーと2枚目の海底都市は資源産出にかなり貢献してくれる黄カードなので構築したい。この時点でここまで並べてきた黄カードは白資源を必要としないものばかりで白資源がそこまで早急に必要ではないと判断し、リサイクル工場は不採用とした。

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手札2巡目。黄金都市は今回の黄青構築のシナジーが強い上に軽量級で重荷にならないなので採用した。秘密結社は投資家トークンを集める方針ではないので見送りにした。

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計画フェイズ終了時。海底都市2枚を構築すれば緑資源が出てくるのでその配置先としてタイムトラベルを採用している。今回は緑資源は大量には産出しないので、1ゲームを通して高得点のカードを1枚構築するという目標にしている。実は緑の高得点カードで構築したいカードは重力反転装置(黄カード1枚につき2点)なのだが、現時点で出てきていないので暫定でタイムトラベルを配置している。

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2ラウンド終了時。黄資源の産出が少なかったため少し構築が遅れている。次のラウンドでリサイクルボーナスを駆使して黄金都市を完成させればプロパガンダセンターと合わせて黄資源は安定するだろう。ともなれば次なる青資源の配置先のカードも次で見つけたい。

〇3ラウンド目

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手札1巡目。港湾区域地底都市はどちらも白資源を産出するので、構築課題をクリアするためにも得点に繋げるためにも構築したい。さらにこの2枚が構築完了すればカジノシティの構築も容易になる。よって3枚とも採用することにした。

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手札2巡目。めぼしいものは諜報機関くらい。

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計画フェイズ終了時。タイムトラベルのための赤資源ほしさに瞬間移動を採用しているが、これは最悪赤資源を確保できなかった場合の緑資源の配置先という保険にもしてある。少し無理のある手札入れ替えをしたのに青カードがやってこなかったのが残念。

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3ラウンド目終了時。地底都市よりも港湾区域の構築を優先したのは、黒資源を産出しても、黒カードを構築して、さらにその黒カードが産出する青資源の配置先となる青カードを採用するという、かなり負荷の大きい作業を最終ラウンドに強いられるよりも、より黄カードの構築に寄与する方向性のほうが安定していると考えたためだ。

〇4ラウンド目

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手札1巡目。黒資源の配置先となるカードが多いが、得点に結びつかないので手札入れ替えをしていく。そんな中で国際会議がやってきたので即採用した。

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手札2巡目。北極基地は黒資源の配置先としてはもってこいのカード。青カードの得点を伸ばせる上に、自身も国定史跡国際会議の得点を伸ばせるのでシナジーの噛み合いはばっちりだ。白黄資源が余りそうなので巨大タワーも構築することに決定した。

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計画フェイズ終了時。手札入れ替えでテンプル騎士団の財宝を発見。赤資源を2つもたらしてくれるのでタイムトラベルの構築を完成させることができそうだ。さて、結果は…?

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ゲーム終了時。黄資源の伸びが思いのほか短かったため北極基地は未完成に終わってしまった。タイムトラベルは無事完成。

得点は113点。称号はゴールド!最後の最後で最高の称号を手に入れた。

実は最初の2,3回は冒頭で述べた、このシナリオの罠にはまってしまい、黄資源特化した割には他資源が不足して黄カードの大量構築ができずにシルバーにも届かないこともあった。しかし、罠に気づいて方向性を修正した結果、今回は黄カードを11枚構築したことで国定史跡の点数を22点、国際会議の点数を33点まで伸ばすことに成功した。

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地下の支配を進めていく中、帝王は自分に力を貸してくれている財閥が己を超える力を蓄え始めていることに気が付いた。財閥の力を弱めるためにはどうすればよいのだろうか。考えた挙句、帝王は財閥の分裂を思いついた。時をも支配していた帝王は自分の命令に従ってくれる財閥をタイムトラベルをも駆使して探し出し、その財閥に声をかけ、税制面やら商業面での優遇を施した。帝王は懐柔したその財閥にプロパガンダセンターを建設させて国民に自分の思想を植え付けていくことを始めた。帝王の思想を学んだ国民は財閥の資金を使って公共事業となる巨大ダム国定史跡の建設に勤しんだ。こうして財閥の力は弱っていき、帝王の支配は盤石のものとなっていった。…財閥の資本家たちはどのように抵抗したのだろうか。彼らもやられたままではなかったのだ。秘密結社を組織していた彼らは帝王のタイムトラベルを使って過去へ戻り、誰にも見つからない場所で確固たる防御を誇る騎士団に守られながら繁栄していたのだ。そこは現代では黄金都市と呼ばれる伝説の場所となっており、そこに眠るテンプル騎士団の財宝を見つけた者は帝王をも倒せる力を得られると言い伝えられている…。



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