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スピリット・アイランド 攻略   ~生い茂った緑の広がり~

※この記事はスピリットアイランドの戦術備忘録です。

※ルール説明はありません。

※ソロプレイでの戦術を記していきます。シナリオや敵対国をそれぞれ単体で徐々に難易度をあげながら30回ほどプレイしました。

1.精霊紹介:生い茂った緑の広がり

密林と湿地を統べる王

パラメータから防御に長けているように見えます。しかし、後述する特殊ルールによって建設や略奪をスキップすることからそのように表示しているだけで、圧倒的防御力!そしてダハンの反撃!という流れを起こせるわけではありません。それは不安のパラメータが低いことに表れています。島はクリーンだけど侵略者はうまく自然と共存してくれちゃうんですね。この精霊には追い出しきらない優しさ(プレイヤーにとっては苦しさ)があります。

特殊ルールがべらぼうに強い

性能紹介。
2つの特殊ルールはいずれも強力です。1つ目の「緑に埋め尽くされた土地」は聖地となったマスでは、精霊トークンを1つ破壊することで建設、略奪をそのターンスキップさせることができます。メリットは荒廃せず、ダハンを守れることです。デメリットはダハンによる反撃も起こらないため侵略者を撃退できないことです。しかしゲームのシステム上、能力カードは侵略者を攻撃する能力が強く設定されており、荒廃を取り除く能力は強力だからこそコスパが悪い能力カードとなっているため、この特殊ルールは荒廃による敗北という1つの敗北ルートをほぼ断ち切ってくれることから強力なルールといえます。
2つ目の「揺るぎなき再生」は成長が遅い精霊であればほぼ意味のないルールですが、この精霊は持ち前の成長と初期能力カードの効果のおかげで破竹の勢いで精霊トークンを配置します。ともなれば精霊ボードの精霊トークンをすべて配置し終わって、さらに破壊された精霊トークンに手を伸ばすことが起こり、このルールが活性化されるわけです。

先天能力はべらぼうに強いことはありませんが、痒いところに手が届く性能で毎ラウンド重宝します。この能力と能力カードやダハンの力の総合力で侵略者に立ち向かう必要があるので最初は複雑に感じるかもしれません。

増殖の恵みは大能力の忘却コストにしがち…

「一夜での生い茂り」はコストが大きいものの、どちらの能力も強力です。序盤は精霊トークンを配置(しかも成長で配置しづらい沙漠や山岳にも配置できて貴重)し、終盤はダメ押しの恐怖ブーストを選べるので精霊力さえ間に合えば終始使える能力カードです。「増殖の恵み」は複数人でプレイするときの能力なのでどうしてもエレメント供給に必要な時以外は使用しません。大能力を獲得するときのコスト先に真っ先に選ばれがちです。他の2枚の能力カードはそれぞれの効果に加えて、水のエレメントを供給するため防御力を与える先天能力を発動するために使用します。

2.基本プレイ方針

特殊ルールのおかげで精霊トークンはすべて配置できる

ラウンド毎に常に密林か湿地に精霊トークンを配置できますし、初期能力カード「一夜での生い茂り」や「成長②存在1枚+カードプレイ+1」と組み合わせると爆発的な生長となっていきます。
僕のほぼお決まりの動きを紹介します。
1R目は精霊力を1にするように精霊トークンを配置して「成長③3精霊力+カード1枚獲得」で様子見。このラウンドは次のラウンドの略奪と建築に備えた動きをします。具体的には「茂みに埋め尽くされた畑」でダハンor町をうまく移動させます。
2R目は「成長②存在1枚+カードプレイ+1」でカードプレイを2枚まで伸ばします。そして「一夜での生い茂り」を含めた能力カード3枚をプレイして精霊力の植物を開放しつつ、2つの先天能力を発動させて侵略者の動きに対応します。
3R目は「成長①回収+カード1枚獲得」でカードプレイを次のラウンドで3枚になるように精霊トークンを配置します。このラウンドはしゃがみになることが多いです。
4R目では「成長③」で強力な大能力カードを探しに行きます。この精霊はカード獲得タイミングが豊富にあるので噛み合わない大能力であれば無理に獲得しなくても問題ありません。この後のラウンドで侵略者の隙を見つけては大能力を探しに行きましょう。

精霊トークンの配置は特に沙漠・山岳への配置をよく考えながらプレイしていく必要があります。聖地にすれば建設・略奪をスキップできる権利を持てるので、それを意識したプレイをすれば荒廃はほとんど気にしなくてよくなります。

3.獲得する能力カード

今回紹介する能力カードはおススメというわけではなく実際にプレイを重ねていく中で採用回数が多かった順です。Tier表としては一部のカードの評価は上下する可能性があります。
また個人的な反省点としては以下に挙げる能力カードに加えて不安を生み出すカードの採用も前向きに検討した方がゲーム時間の短縮(これは得点UPに繋がります)に貢献できるように感じます。

小能力カード
Tier S

群衆の体力消耗はどの精霊でも重宝する

侵略者と町1個から守る場合は先天能力のレベル1防御で十分ですがそれ以上の攻撃力をもって略奪される時には「群衆の体力消耗」が重宝します。植物のエレメントがないのが少し厳しいですがコスト0で防御力5は優秀なのでほとんどの場合で獲得対象となります。「力の贈り物」を序盤に引けるとゲームはかなり容易に進められるようになります。エレメントもこの聖霊のために用意されたかのような供給をしてくれるので必ず獲得します。

Tier A

生命力の贈り物を獲得できるかでゲームは大きく変わる

「暗くもつれた木々」と「焼け落ちた森の影」はどちらも密林・山岳を対象とした方が効果が強力になりますが沙漠・山岳が攻撃されやすいこの聖霊にとって山岳を守る強力なカードになります。恐怖を与える効果も貴重です。「生命力の贈り物」を序盤に獲得できると大能力カードへのリーチを早めることができるため余裕があれば獲得を狙いたいカードです。

Tier B

元素の恵みを使ったのは初めてかも

この聖霊をプレイし始めたばかりのころはエレメントの組み合わせが物足りなくなるタイミングが多かったため「元素の恵み」の獲得回数が多かったです。慣れてくると獲得するカードが変化してきたためかあまり獲得することはなくなりました。「異様な溶解」や「聖なるものの歌」も特殊ルールによって略奪を頻繁にスキップするようになってからは獲得回数が減りました。

大能力カード

どちらを獲得するかでエレメントの集め方が変わる

ダントツで獲得回数が多かったのがこの2枚です。「密林の飢え」はこの聖霊のために作られたかのようなカードで、エレメント条件も難なくクリアできます。「加速された腐敗」も太陽のエレメント条件を満たすために小能力カードを追加で獲得する必要がありますが、それをクリアしてしまえば恐怖を与えつつ荒廃を取り除く効果も付随してくる強力な効果をもたらしてくれるので「密林の飢え」よりもパワーを発揮してくれます。しかし「加速された腐敗」はエリア制限が強いので「密林の飢え」の方が連発はしやすい能力カードでした。

浄罪の洪水は決まると超気持ちいい

「密林の飢え」「加速された腐敗」に次いで獲得回数が多かった4枚です。「浄罪の洪水」は上記の2枚を獲得できなかった場合に優先順位が高いカードです。コストが重いことがネックです。「稲妻の鉤爪」と「恐ろしい悪夢」はどちらも最後の一押しが欲しいときに獲得をしていました。即効能力で恐怖を与えることができれば勝利できるのに…というタイミングで使用することがほとんどです。

4.ゲーム記録

特殊ルール「緑に埋め尽くされた土地」を利用することで侵略者の略奪を無効化できるので荒廃しにくいプレイをしやすいです。一方でダハンの反撃を利用した大きな略奪をしないということは不安を与えにくくなることにも直結します。よって、島はクリーンなのに不安を与えられず時間だけが経過してしまう…思いのほかクリアまでターン数をかけてしまったという反省点があります。

この精霊は時間切れとの勝負になりがち

ベストプレイ結果…60点

スウェーデン王国レベル6(難易度8) 島C テーマ無し

恐怖レベルⅡ 健常な島

獲得カード:力の贈り物、ダハンの習わしへの招き、群衆の体力消耗、日照り、暗くもつれた木々、孤立の呼びかけ、浄罪の洪水、加速された腐敗、戦を語る木と石

5.その他の精霊の攻略記事

~炎のごとく揺らめく影~
~陽光を浴びた大河のうねり~
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