スピリット・アイランド 攻略 ~陽光を浴びた大河のうねり~
※この記事はスピリットアイランドの戦術備忘録です。
※ルール説明はありません。
※ソロプレイでの戦術を記していきます。シナリオや敵対国をそれぞれ単体で徐々に難易度をあげながら50回ほどプレイしました。
1.精霊紹介:陽光を浴びた大河のうねり
プレイ難易度が易しい初期精霊で成長も速いためプレイしていて楽しい精霊です。プレイスタイルは水の力によって侵略者を土地から土地へと押し流して建設や略奪の邪魔をします。ダハンの力を借りて侵略者を撃退する方法でしか不安を与えることがほとんどできないので、盤面は綺麗に侵略者を取り除けてきたのに勝利条件の達成までほど遠い(恐怖レベルが低いまま)という状況に陥りがちです。
性能紹介。
先天能力はレベル2までは侵略者を押し出すための能力です。遅発能力なので建設を未然に防ぐには意識してプレイする必要があります(ターン開始時にはどこに侵略者が遠征してくるかもわかっていないため)。レベル3は最終奥義よろしく1つの土地にどれだけ遠征隊や町があろうが、たとえ100個あっても、すべてに2ダメージを与えて一掃します。初期能力カード「鉄砲水」で事前にダメージを与えておけば1~2個の都市コマさえもこの能力で破壊できるようになることは覚えておいて損はありません。
特殊ルールはシンプルかつ強力です。土地は湿地のみと限定されているものの、聖地にするための存在トークンを節約できるのでその分存在トークンを広い地域に配置することができるようになりますし、聖地から〇マスという到達距離を条件とする能力カードも使用しやすくなります。
またカードプレイの成長途中に「1枚回収」がありますが、これはなるべく早めに開放したい能力です。これによって「①カード回収+能力カード獲得+1精霊力」の成長をする回数を抑えることができます。
初期能力カードの中でも群を抜いて強力なのが「鉄砲水」と「川の豊かさ」です。鉄砲水は条件こそあるものの、沿岸であれば先手を取って町を破壊することさえもできます。2コストかかるのが玉に瑕ですがかなり有用です。「川の豊かさ」はダハンを増やすことができる数少ない能力カードの1枚です。さらに条件付きで1精霊力を得られる特典付き。遠征隊、町、都市が1つずつある土地に2つのダハンを集めて1つ増やし、次のターンで防御カードをプレイすれば簡単に侵略者を返り討ちにしてくれます。
「押し流し」は先天能力と組み合わせられる点で有用ですし、「活力の恵み」も精霊力を補いながらエレメントを供給できるのでソロプレイでも十分に強力なカードです。
またカードプレイ枚数を4枚以上まで成長させれば、これらの初期能力カードだけでレベル3の先天能力を使用できるのも見逃せない優秀ポイントです。
2.基本プレイ方針
序盤は侵略者を建設・略奪する土地から追い出して誤魔化しながら精霊のカードプレイ枚数を成長させることを優先するプレイが強力です。土地の荒廃も2,3個くらいなら構わずに成長を優先した方がいいでしょう。この聖霊と噛み合う能力カードには荒廃を取り除く効果のカードが複数あるので、成長した後に盤面を綺麗にしていく動きが有効です。第1ラウンドを「②存在2枚配置」にしてカードプレイの存在トークンを2枚配置、プレイするカードは「活力の恵み」「川の豊かさ」をプレイすることによって最初に受け取る精霊力と合わせて3精霊力をもって次のラウンドに臨むことができます。第2ラウンドも「②存在2枚配置」にしてカードプレイの存在トークンを2枚配置すれば「1枚回収」のマスが解放されます。ここで即座に「川の恵み」か「活力の恵み」を回収して3枚プレイをすればレベル2の先天能力を発動することができて強力です。第3ラウンドで「①回収+能力カード獲得+1精霊力獲得」で小能力を獲得したら、第4ラウンド以降は「②存在2枚配置」か「③能力カード獲得+存在1枚配置」をすることでレベル3の先天能力を発動することができます。
画像では精霊力を1枚分開放していますが、精霊力は「活力の恵み」「川の恵み」で稼ぎつつ、プレイするカードも支払いが多いラウンドと少ないラウンドでメリハリをつければ一切開放せずにプレイしていくことも可能です。
3.獲得する能力カード
小能力カード
優先度S
画像の6枚の中でも問答無用でピックすべきカードは「群衆の体力消耗」です。存在トークンを散らばるように配置させられる精霊なので到達距離0がそんなにネックではありませんし、コスト0で水のエレメントも供給するということで文句なしの強力カードです。他の防御カードはエレメントが嚙み合わなかったり防御力が微弱だったりしますが有用です。「異様な溶解」は大河の苦手な恐怖を与えてくれますし、序盤に許した荒廃を取り除いてくれます。何よりも太陽と水のエレメントを供給してくれるので先天能力を発動しやすいです。「世話の要請」は水のエレメントを供給しながら状況によって使い分けられて有用です。
優先度A
優先度Sのカードよりも能力的に劣りますが、大能力を獲得するまでの繋ぎとしてならば有用になることが多いカードです。能力の割には1コストかかることが負担と感じる場面が多いです。
優先度B
場合によってはピックする可能性がある能力カードです。特に「夜のとばりの狩り」と「流血の呼び声」は増加させたダハンの配置状況によっては優先度が高い能力カードを差し置いてでもピックする場合があります。他3枚のカードはダハンや町を移動させて先天能力や「押し流し」を効率よくプレイするサポートとして有用です。しかしいずれのカードもエレメントが不要なものが多いので使用する場合には注意が必要です。
大能力
優先度S
これらのカードはエレメントに水がないものの、引いた場合には必須でピックする能力カードです。ダハンを増加させることができるこの聖霊だと異常なまでの働きをしてくれます。いずれもエレメント条件の達成が易しいのですが特に「破壊の活力」は条件達成後の効果は爆発的です。正直今回一番お伝えしたいのはここ!
例を示しましょう。4番森林の土地を対象として効果を起動します。森林エリアにも侵略者があるとより有効ですがこのときにはありませんでした。よって本体の効果は不発となりました。その後にエレメント条件を達成していたので2つのダハンを両隣の3番沙漠、7番山岳に押し出します。
するとその地にあるダハン1つごとに2ダメージを与えるので、もともといたダハンもダメージを生み出します。すると両隣の土地で2×4=8ダメージずつを生み出すわけです。最初にいた4番森林でも2×2=4ダメージを生み出していたので合計で20ダメージも生み出したことになります。
都市3つ、町2つ、遠征隊2つを破壊して恐怖を8つ与えるという仕事を3コストでこなしてしまいました。「戦を語る木と石」はこれほどの破壊力はないもののダハンが増えた状況で使用すれば暴力的な強さを見せてくれます。
優先度A
「断固たる要求」は成長を加速させつつ、侵略者とダハンが大量にいる土地に配置すれば圧倒的な防御力でダハンに反撃させる能力を持っています。「陽光の翼の包み込み」はダハンを自由な場所に運んでくれるものの防御力が5と固定なので優先度Sのカードに比べると少し見劣りします。「灼熱の再生」は成長を優先させたときに島が荒廃して毎ラウンド精霊トークンを破壊していた場合に助けになってくれる場合があります。そうでなくても1か所に町や都市の侵略者を集めておくことで大ダメージを生み出すことが可能です。「浄罪の洪水」はダハンの手が届かず、侵略者が蔓延っている土地に有効です。エレメント条件も緩いので達成は容易でしょう。
これらの能力カードは有用に見えてピック優先度が低めです。「津波」はダハンを巻き込んでしまうのと沿岸にしか有効ではないのでプレイ難易度が高いです。「加速された腐敗」は植物のエレメント条件を達成するのが少し難しく、条件達成をしていない場合は効果としてはイマイチと感じてしまいます。「無限の生命力」はダハンが多いからこそ強力に見えますが、大河の精霊の特性としては「侵略者を寄せて寄せて、大戦争!」なので+4ヒットポイントでもダハンがいくつか破壊されることもあります。またエレメント条件の達成も難しいので他のカードをピックしてしまいがちです。
4.ゲーム記録
ゲーム終了時の盤面。特徴としてはダハンの数が増えていること、荒廃状態の島カードに荒廃トークンをいくつか戻せているということです。どちらも点数行動なので最後まで意識すると高得点に繋がります。
ベストプレイ結果…61点
スウェーデン王国レベル6(難易度8) 島B テーマ無し
恐怖レベル3 荒廃した島
獲得カード:断固たる要求(活力の恵み)→破壊の活力、未知なるものの誘い、聖なるものの歌、不変の才能→戦を語る木と石、異様な溶解
5.その他の精霊の攻略
~炎のごとく揺らめく影~
~稲妻の迅き一撃~
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