No,49.snsの炎上について
snsの炎上についてつらつらと書いてみる。
出来れば最後まで読んでいただけるとありがたいです。
背景
小さいころ親から言われたことがあるだろう「人は人、他所(よそ)は他所(よそ)」。
個人的には、家族ならお互いの人生を共有する要素が多いので「あ~だ、こ~だ」と言ってしまうが、
人生を共有にしていない他人については、関わる要素が少ないため、考え方や生き方については気にならない。
当然、会ったこともない有名人なら、なおさら気にならない。※ここでいう他人とは特定の個人のこと
プロレスラーだった木村花さんの自殺要因などもSNS炎上の話題がニュースやネットなどで報道された。
見えない人間、名のない(匿名)人間だけど、実在している不安からくる恐怖だろう。
先行研究レビュー
科学的知見から恣意的ではあるけど、「炎上に加担する人はどんな人?(属性:年齢や男女など)」についていろいろと調べてみた。
①炎上コメント数と書き込む人数の比較
②炎上に加担するひと
③なぜ書き込むのか?
まとめ
①炎上さす人数は非常に少ない。少数が多数のコメントを書いているのに過ぎないが、投稿されるコメント数が多いため、多くの人が炎上させていると錯覚に陥る。
②年収が多く、年齢層が高い人が何度も投稿し誹謗・中傷を繰り返す傾向にあるが検証は一貫していない。
③正義感だが、悲しいかな実情は間主観的確信(本人が勝手に思っていること)から抜け出せていないので、超少数派ってことが統計上わかる。
おわりに
誹謗中傷を書き込んでいる人は、かなり少数のルサンチマンっぽい歪んだ人格者であることは検証されている。
問題をややこしくしているのは、少数の人間が多数の誹謗中傷コメントを多数書き込んでいる点にあるだろう。
冷静になり誹謗中傷コメントはそんな人が書き込んでいることを理解し、冷ややかに同情してあげるのが賢い選択かもしれません。
とはいえ理屈ではそうであっても、誹謗中傷コメントは誰でも傷つく。
ほんと本人が面白くないからといって同じ気持ちに巻き込むなと思います!
参考文献
大谷 卓史(2016)「過去からのメディア論 炎上とマスメディア:最近の定量的研究を読み解く」『情報管理』第59巻、第6号、pp.408-413
田中辰雄・山口真一(2016)『ネット炎上の研究』勁草書房
土肥義則(2009)「なぜブログは炎上するのか? “嫌いな 人が好き”の論理」『ITmediaビジネスONLINE』、 http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0907/27/news 008.html
山口 真一(2015)「実証分析による炎上の実態と炎上加担者属性の検証」『情報通信学会誌』 第33巻、第2号pp.53-65
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