人事って結局なにがミッション?スタートアップ企業で欠かせない人事要素とは?
こんにちは!磯崎です。
今回は、人事コミュニティでもよく話題になる、人事って結局なにがミッションと思ってますか?といったテーマです。
ぶっちゃけ、スタートアップであっても大企業であっても変わりないですが、あえてこんなタイトルにしてみました。
(スタートアップだと特に欠かせないといった意味合いが強いです)
これから人事のキャリアを考えている方、転職を考えている方の参考になれば幸いです。
そもそも人事のミッションは何か
人事それぞれ色々な答えがあると思いますが、自分なりにこれかな?というものを考えとして持っておくのはおススメです。もしズレていることを指摘されたら真摯に受け止めて改善する!それで良いと思っています。
わたしの考えはずっと以下です。
事業成長(≒MVV)を人材、組織視点から後押しする
最近ではHRBPというワードも浸透してきたと思いますが、言ってしまえばその定義と同じでした。
HRBPとは、経営者や事業責任者に対するビジネス上のパートナーとして、特に人と組織の面からサポートを提供し、事業成長を実現するプロフェッショナルのことを指します。
皆さんはいまパッとすぐ答えるとしたらどんな答えになるでしょうか?
このミッションを意識できていないと…
これは実際にわたしが体験した事実になりますが、例えば面接官が人事のときの選考において、こんなシーンがありました。
(わたし)現時点での事業の強みと弱みはどんなところですか?
(担当者)その点はぜひ選考に進まれた後の面接の中で確認してください!
(わたし)業界での立ち位置や競合との差別化はどうですか?
(担当者)その点はぜひ選考に進まれた後の面接の中で確認してください!
なぜこういうことが起きるかというと、面接で人事がみる視点を主にカルチャーにマッチするかどうか、そこに絞っているのだと思います。
それを否定するつもりもないですし、実際にわたしも面接担当としてお話する際は、カルチャーマッチの視点を重要視しているのも事実です。
ただ、ミッションを事業成長を人材、組織視点から後押しすると位置付けている身としては、やはり事業についても聞いておきたくなります。そのため、個人的には消化不良になってしまったという体験談でした。
このミッションを意識できていると…
一方で、人事としてのミッションを意識できていると、人事であったとしても、上記のような質問にも答えられ、かつ、語れる内容も膨大になります。
膨大と言いましたが、圧倒的に質の高い回答ができるという点です。
・なぜ、いまの事業を展開しているのか、経営者の想いも含めて語れる
・今後の業界動向に対しての優位性や課題、事業拡大のうえでネックになる組織課題も絡めながら語れる
・なぜ、いまの人事制度をつくり、どうやって運用しているのかまで語れる
・なぜ、いまの研修制度をつくり、どうやって運用しているのかまで語れる
事業のことはもちろん、事業理解をするとなると組織全体の理解も必須になるため、人事制度や研修など、多くの視点から濃いお話をすることが可能になります。
特にスタートアップではこのミッションは欠かせない
特に、スタートアップの人事であれば、以下は大切にしたいですし、当然のように求められる視点だと思います。
事業をしっかりと理解しボードメンバーと同じ目線で事業サイドの議論もできたうえで、人材や組織の側面で考えられる打ち手を提案し、実行していく力
ちょっと長くなってしまいましたが、要は、
事業サイドの理解が、ものすごく重要だろう
という考えです。
スタートアップ企業であれば、土台の売り上げもないですし事業成長には非常にシビアなフェーズですよね。だからこそ、経営戦略・事業戦略を理解し、その事業戦略をワークさせるためにはどんな手が打てるのか、そういった思考で人事として常にアンテナをはって動かないと存在価値を発揮できなくなってしまいます。
また、そのようなシビアな状況での採用活動になるため、求職者の方に対しても自分のことばで事業の強みや弱みなどをお伝えし、会社の魅力を感じていただくことが大切だと思っています。
偉そうに書いてますが…わたしは経営サイドの勉強もまだまだですし、事業サイドもしっかりと勉強していきたいと思います。
エンジニア採用担当としては?(ここから番外編)
最後に、ちょっとブログテーマとは異なりますが、エンジニア採用担当としての立ち振る舞いも同じような取り組みが必要なので触れておきます。
エンジニア採用担当であれば、事業理解もそうですが、一定の技術理解もあったほうが良いです。でも、わたしも最初は社内の会話でさえこんな感じでした。
(自社社員)うちはLAPP環境なんですよ~
(わたし)ん?ラプ?ラップ?ラップ環境?なんの略だ?…
ひどいですね。。。でもこれだとまずいので、そこからは逃げずに地道に用語理解を進めました。(継続中)
エンジニア採用担当の救世主現る!!!
エンジニア採用担当にとっては、嬉しすぎる本が出ました!おそらくご存知の方はかなり多いのではないでしょうか?
そうです、LAPRASさんの本です!わたしは中島さんと親しくさせていただいておりますが、中島さんと直接繋がるだけでもメリットは計り知れないと思いますよ!下記のnoteも濃すぎる内容です!ぜひ、本も中島さんもどうぞ(笑)
終わり
冒頭でもお伝えしましたが、別にスタートアップ企業だからこそのお話でもなかったと思いますし、わたしもそう思います。
でも自分の実体験を踏まえると、より経営と近かったのは間違いなくスタートアップ企業でした。(いまでは経営会議も全社オープンにしている企業も増えていますし、スタートアップ企業だからどうこうというのは、すべてに当てはまる話ではないですね。)
いずれにしても、人事としてのミッションてなんだろう?と、ぜひ、じっくり考えてみると、何か発見があるかもしれないのでおススメです!
今回は以上です。
ご覧いただきありがとうございました。
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