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12/7【H】ひとりたびのおもいで -8日目

文章を書く習慣を取り戻したくて、ABCを頭文字にしたエッセイを11/30から毎日書いています。(予約投稿の場合もあります)

#26文字のアドベントカレンダー

2010年ごろに、金沢に一人旅をした。

金沢に行くことに決めたのは特に理由はなく、なんとなく良さそうとかその程度だったような気がする。当時付き合っていた彼氏と別れた後だったような気もする。

羽田空港から小松空港へ20:05発


私の一人旅のスタイルは、事前に交通手段、行きたい場所、宿だけ決めて、それ以外の時間はひたすら街をウロウロするタイプだ。あんまり細かいことは決めない。この時も、ざっくり兼六園、21世紀美術館は行っておきたいなくらいで考えていた。

その途中で気になったらものがあれば見てみる。
とりあえず当時の写真の記録を載せてる。
(ちなみに写真はコンデジで撮ってました。まだスマホ普及してない時代。)

金沢にて


溝淵先生
タカジアスターゼを発見したタカジアスターゼを発見した高峰譲吉さんの家


兼六園
兼六園にある日本最古の噴水


21世紀美術館のヘモグロビンみたいな椅子


21世紀美術館のプールのやつ
キルトで作られたメニューがすごい蕎麦屋さん


……なんか変な写真が多いな。

とはいえ、まあ金沢を満喫したのだが、旅程としては一泊二日で、1日目のことは決めていたけれど、2日目のことは全く考えていなかった。

翌日帰りの飛行機に乗るまでかなりの空き時間があったので、宿のベッドに寝転がり、観光ガイドの本をパラパラと眺めた。

確かガイド本の最後の方だったと思う。
「少し足を伸ばしてみよう!東尋坊」
この記述を見て、心が躍ってしまった。
「と、東尋坊……!!」
「東尋坊といえば、火曜サスペンス劇場で犯人が追い詰められるあの断崖絶壁じゃないか!」

とはいえ、少々危険な場所でもあるため、女子一人旅で行くべきと勧められるような場所では無い。

無いのだが、一度行きたくなってしまったらその気持ちは止められず、翌日まんまと特急券を買い、東尋坊を訪れた。

特急券

東尋坊に到着。

東尋坊タワー
切り立つ崖


自然がすごい


おみやげのいかつい袋


例によってさらに周辺をウロウロ、ウロウロしていたら、気になる場所を見つけた。

橋と島

小さな島にまっすぐ伸びる赤い橋。
この世のものとも思えない不思議な感じ。

東尋坊の崖の辺りには、ひっきりなしに観光バスが来ていたのだけれど、この周辺にはほとんどひとけがなかった。(平日だからというのもあるかもしれない)
すごく気になる。
とはいえ、この真っ赤な橋によばれているような感じもあって、若干怖さも感じた。

でも好奇心に負ける

何かあった時にデジカメに記録を残しておこうと、橋の欄干にカメラを置いて自分を撮った写真。


雄島というらしい


上陸。

島に入るにはこの鳥居を潜る必要がある


ちょっと壊れた神社?


なぜ撮ったかわからない写真

……ここで島内の写真は途切れている。
正直このあたりのことは、やたら怖かったような記憶があるけれど、あんまりよく覚えていない。

この後の記録は、なんで撮ったのかわからない写真と動画があったのでそれを載せておく。

重油流出事故の碑


外観だけ撮った水族館


蜃気楼の見える街、魚津

ものすごく楽しかったような記憶があったのだが、14年経ってから写真だけ見ていると、なんで撮ったかわからない写真ばかりで、若干ホラー味のある旅行だった。

なお、東尋坊の雄島について調べてみたら、

1300万年前の溶岩でできた周囲約2kmの「雄島」。東尋坊からは車で約5分、徒歩で約40分ほどの位置にあります。昔から海の神様の島として崇められ、東尋坊とは異なる岩場の景観や原生林が広がります。

https://kanko-sakai.com/feature/tojinbo_oshima/

なるほど、海の神様の島だったのか……。

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