高専中退。
先月のことですが46年ぶりに訪問しました。ある意味わたしの原点。高専辞めなかったらどうなってたんだろうか。思い出的にはいいものは何もないけど、ここには感謝しかないのです
私は中学を卒業して高専に入学しました。愛知県豊田市にある国立豊田工業高等専門学校です。よく言われますがトヨタ自動車とは全く関係はありません。あくまでも国立です。学科は電気工学科です。でも5ヶ月で退学しました。
当時は「このままここにいてはいけない」と思ったのです。もちろんこういうのはタラレバの典型例で、この判断が正しかったかどうかはわかりません。ここまでの人生で唯一、母親に泣かれたことだけですかね。
でもまあ結果的には、ここまでどうにかなってはいる(と自分では思っている)ので、いいのではないかと。
当時はコンピュータ系のエンジニアになりたかったんです。でも違うと思った、違うと思わせてくれたのは豊田高専のおかげです。本質的には理系なんですが文系に進んで、メディアの仕事をするんだと確信させてくれました。
辞めたことは後悔どころか正解だったと思っています。何よりも流されない、自分の意志を貫くことを体得したと思っています。あとは決断の速さですね。
退学後には誰とも連絡を取っていないので、みんながどうしているのかは全くわかりません。もう訪れることはないですが、記憶の上書きはこれで完了しました。
やっぱり、ありがとうという気持ちでいっぱいです。
【公開後に追記】現在の豊田高専がどういう学校なのかは私にはわかりません。この記事で言いたことは私には合わなかったということだけです。時代はすっかり変わりましたし、ロボコンなんかを見ていても高専は楽しそうな気がします。
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