子供のころは昆布巻きになって寝ていた
うちの母親は現在86歳になります。おかげさまで元気です。そんな母親が私が小さい頃にいつもしていたことで、今でもそのままずっと引き継いでいることがあります。寝るときにお腹に何かが乗っていないと眠れないのです。
母親は私が寝るときに、必ずお腹にタオルケットを巻いて、さらに紐でしばって寝かせてせてくれたのです。こうすると寝返りを打っても朝までお腹にタオルが残っているのです。
冬の間などしっかりした掛け布団の期間はそうではありませんでしたが、真夏のどんなに暑い夜でも昆布巻みたいな状態で寝ていました。不思議なのはいわゆる腹巻きを着けるのではなくて、なぜかあくまでもタオルケットを紐でしばるんです。
こうして寝かされた理由は「寝ている間にお腹を冷やすといけないから」、だったと思います。縛られる本人も何の疑問も持つこと無く、ずっとそうやって寝ていたので、特に違和感を感じることはありませんでした。そういうものしか知らないからです。
さすがに高校生くらいになるとこの風習?はだんだんと無くなって行くのですが、今でもお腹の上には何か乗っていないと落ち着いて眠れません。お腹を冷やしそうとかじゃなくて、お腹を晒して寝るなんて無防備過ぎて怖いからです。どんなに暑い夜でも、お腹にはしっかりとタオルケットを乗せるか、巻き付けています。
そのおかげなのか、胃腸は非常に強い体質を維持できています。
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