ひたすら根気強くグラスコードを自分で直した
グラスコード、いわゆるメガネ紐を使っています。デフォルトでは裸眼で暮らしていますが、遠くを見るときだけメガネが必要になることがあるからです。そのタイミングは突然やってくることが多いので、メガネを鞄の中に入れておくのではなく、常に首からぶら下げていたいというわけです。
普通はこういうケースの眼鏡は老眼鏡だと思うのですが、わたしの場合はそうではなくて遠くを見る用なのです。
7年くらい前に白内障が気になって、水晶体を人工レンズに変えました。その際に、わたしはコンピュータ画面を見ている時間が圧倒的に長いので(1日の24時間の15時間くらい見てるんじゃないですかね)、このときに眼鏡もコンタクトも使わなくていいようにレンズを選択したのです。単焦点レンズで1mくらい先にフォーカスを合わせていますので、それより遠くは見えにくいわけです。
グラスコードは2種類使っています。一本はいただきもののラピスラズリ。もう1本が今回修理した金属のものです。
四角い鉄系の合金と、水色のプラスチックの玉が並んでいます。8年くらい使っているので、こちらのコードがだんだん傷んできてこのまま放置していると切れるだろうなと思ったのです。もしも使用中に切れたら、ビーズは飛び散るでしょうから、そうなると復旧は多分できそうもないのです。
これは白山眼鏡店で4,800円で購入したものです。グラスコードとしては高い部類です。ラピスラズリの方は天然石なのでその3倍くらいします。
4,800円で再購入するのもなんかもったいないなあとおもいましてし、そもそもコードを交換できるんじゃないかと考えたわけです。
ネットの時代は本当に便利なもので、検索するとこれはビーズ作りと同じであることがわかり、そのために必要なパーツも、その使い方もすぐに見つけられました。これなら自分にもできると確信しました。
パーツ類はネットでも買えるのですが、現物を見て作業さできそうか、これでいいのかを確認したかったので、お店を探すことにしました。東急ハンズとか、ユザワヤなんかにありそうなのはわかりましたが、近くの鎌倉スワニーという生地屋さんにあるのではないかと電話したら、多分一式あるとのこと。早速チャリで向かいました。
そこで購入したパーツ群がこちら。それぞれなんか名前がついていますが良くわかりません。あとテグス。全部で700円くらいでしたから4,000円も浮かすことができるというわけです。
さあ、作業開始です。やり方はまず片方を上記のパーツを組み合わせて完成させ、続いてビーズを一個ずつ外して付けるを延々と続けていきます。2種類のビーズがあって、デザインされて配置されているので、順番に移動させてコピーを作っていくのが正解だからです。
ビーズの数は、概算ですけど200個以上あります。ひたすら地味な作業を200回繰り返すのです。
この作業には3時間ほどを要しました。最初は何日かに分けてやろうと思っていましたが、やり始めると結構楽しい。こういう単純作業は嫌いで向いていないと思っていたけれど、止まらなくなるではありませんか。
プチプチを潰すとか、爪でヒゲを抜くとかが止まらなくなるのと同じ感覚かな。
そしてこういう作業は結構リラックスできたりするから不思議です。滅多にやらないからでしょうかね。でも小学校のときの家庭科の授業で刺繍をやったのですが、かなり好きだったことかなり上手だったことをふと思い出しました。 もしかすると編み物なんか得意かもしれません。
反省点があるとすれば、テグスがもう少し太くても良かったかなと思います。
ということで見事に完成です。お疲れさまでした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?