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チキンタジンをパスタでいただく

モロッコ内陸のタムダフト村でのランチです。宿から歩いて5分くらいのところにお店があるのをGoogleマップで見つけました。Chez l'habitant tamdakhtというお店です。

上から見るとこんな感じらしいです
お店の前のこの道を3時間でアトラス山脈を超えてマラケシュに行けるようです
お店のエントランス
この奥がお店です、というか家です
大きな部屋にテーブルがいくつか。この色合いがいいですね

景色が茶褐色一色なので、室内や装飾品はとってもカラフルです。その色の取り合わせはやはり茶褐色に合うカラフルな色です。これは日本の景色とは全くマッチしません。日本には日本の色が合います。当たり前なことですけど、その地域の状況に合わせた色があります。こうした知らない色の取り合わせを感じられるのも、知らない土地を訪れる醍醐味です。

なかなかいい光です

予約なしでお昼すぎにふらっと行ってみました。すると民族衣装ジュラバを着たお爺さんがでてきてくれて、彼が本を読んでいた部屋に案内してくれました。彼はベルベル語しか話せないようで、食事をしたい旨を日本語で伝えました。彼はソファーに私を座らせて何かを言っています。どうやら誰かが返ってくるからそれまでここで待ってるように、と言っていた気がします。残念ながら撮っていいか、まだ状況がわからなかったので写真はないです。

20分くらいして近くの友人?が訪ねてきて、話を始めました。私を彼に紹介してくれて、彼とも握手しました。友人は少し英語を話しました。彼は友人ではなく仕事関係の人でした。

そしてしばらくして娘さんかお嫁さんでしょうか、女性が帰ってきました。彼女は英語が話せたので、食事をしたい旨を伝えました。すると今から準備をするから時間がかかるけど大丈夫か聞かれたので、どれくらいかかるかなんて野暮なことを聞くこともなく、全然OKと答えました。もちろんお客は私だけです。

特に何の予定もないので、時間はたっぷりありますからね。

するとモロッカンティーとビスケットみたいなものを持ってきてくれました。それをつまみながら、途中からやってきた猫と話しながら、1時間くらい過ごしました。

この部屋の中ではケータイの電波を掴まないので、本当にぼーっとお茶を飲んでいました。この場所でこんなことをしているのがとても不思議でした。

かわいい

そしてチキンのタジンが到着です。

日本には全然ないこの組み合わせ
野菜たっぷりで下にチキンが隠れています
クスクスではなくパスタです

タジンは結構たくさんのオリーブオイルを使います。乾燥地帯なので少ない水で調理をするため円錐形の蓋の裏側に結露させて、それが蓋を伝って食材に落下するという「大気の循環」で調理をするんです。よくできていますね。できあがるまで小一時間ほどかかりました。

付け合せというかメインはクスクスではなくパスタでした。細麺で5センチ位に折った状態で蒸していると思われます。蒸したあとにやはりオリーブオイルとスパイスとハーブを少々降ってあります。

クスクスは蒸して作ります。このパスタも聞いたらやはりボイルではなくスチームしているとのことでした。こうすると旨味が湯に抜けないので、香ばしさや甘みが残っていいですね。モチモチ感も強いです。

調べたら蒸しパスタの作り方があったので今度やってみようと思います。

チキンタジンは言うまでもなく美味しいです。パスタにとても良く合います。さすがGoogle評価で4.9だけのことはあります。まあ他にお店がないというのもありますけど、間違いなく美味しいタジンでした。10ユーロだった気がします。ここでもモロッコディルハム以外にユーロが使えました。

デザートにメロン到着です。

メロンを出してくれました。頑張って完食しました

私本当は食べ物の中ではスイカとメロンと柿だけが食べられません。でもこの状況で残してはいけないし、アレルギーではないので頑張って食べました。好きじゃないけどメロンはとても甘かったです。

このあと近くにある17世紀の要塞とモスクに行ってみます。

今回の渡航はこちらにまとめページがあります。


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