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いろいろカオスだけどかなり好き (横浜日ノ出町 一碗雲呑)

店名の通り確かにワンタン推しっぽいのですが、いい意味でカオスなメニュー構成のガチ中華です。

トップの写真は店内の壁に書かれている可愛いイラストです。説明をすると、いろんなアヒル(お客さん)が、「私を待ってて!」「私も連れていって!」「私も行く!」と列を成してお店に向かっていて、お店に着いたらい「雲呑一杯ください!」と言ってる感じかな。

はい、ではこれは麻辣ワンタンです。そんなに辛くはありません。硬めの豚肉を噛みしめるといい味が滲み出てきます。

ワイルドな味。あちこちの評価をみると半々に分かれます。それはそれでわかる気がします。私はかなり好きです

これは25年くらい前にはじめて上海に行ったときに、ホテルの近くに出ていた、とっても怪しくて、かなり衛生状態の悪そうな屋台で食べたワンタンの味に近かったです。日本の町中華で出てくるワンタンのような上品さはありません。そこが私かなり好きかもです。

ワンタン専門店と看板には書いてありますが、メニューはとっても豊富です。よく言えばバラエティーに富んでいる、悪く言えばつかみ所がないカオスです。麻婆豆腐からホイコーロー、羽根餃子に羊の串も。

そして酸菜魚まであるじゃないですか。

高菜がガッツリ入っています

ここの酸菜魚はスープが独特です。ワンタンスープなどと共通のスープベースな気がします。辛さはあまりなく、山椒は入っていません。私は痺れ系が好きではありますが、これはこれでスープとして気に入りました。

食事のお供は白酒、江小白です。知らないうちにかなり好きになっています。

江小白は40度です

そしてもう一つ、魯肉飯もあるんですよ。これがなかなかいい。台北のそれはどのお店も具材が半分溶けるくらいまで煮込まれていますが、ここのは結構原型をとどめています。肉もコラーゲンたっぷりのやわらかい頬肉ではなくて角砂糖くらいのサイズのバラ肉で結構肉が硬い。どちらかと言えば魯肉飯というよりは具が細かい角煮丼っていう感じですかね。これも好きです。

煮卵じゃなくてゆで卵です

ランチタイムは普通に日本人も来るようですが、この日は20時くらいに行ったらお仲間の中国人しかいません。お店の人も日本語は通じるけどかなり怪しい感じ。店内は完全に現地です。

場所は伊勢佐木モールの奥の方。関内の駅からだと歩いて15分くらい。最寄り駅は京急の黄金町ですかね。


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