食事摂取基準を読みやすくするために
お疲れ様です。
食事摂取基準2025年版(案)について
最近、つらつら〜と書いていますが、
分厚くて読むのが億劫になってしまう人もいるのではないでしょうか。
また、仕事中が忙しくて、家に帰ってからでないと読めない人もいらっしゃるでしょう。
そんな人のために、
少しでも
「読んでみようかな」
「これなら読めそう」
と思ってもらえるように
書こうと思います。
ちなみに、2023年に行われたweb調査では、54%の人達が食事摂取基準を使用するにあたって困る点は「文字が多い・文章が長いため読むのに時間がかかる」ことだと回答していました。(下記を参照)
●全部で522ページ
まず「日本人の食事摂取基準(2025年版)案」は全522ページあります。
522ページもあるマニュアルやガイドラインを気軽に読もうと思う人はなかなかいないのではないでしょうか。
522ページもの大作読むのが楽しみなのは、
恩田陸の小説くらいです。
●参考文献のページは読まない
私が思う食事摂取基準のイイところは
参考文献が全て記載されているところです。
参考文献の中身(論文)を読むのも面白いのですが、それはまたいつか書けたら書こう。。。
(↑書かないやつ)
しかし、読みやすくするためには
参考文献は読まないページとして
考えましょう。
ここで、
文章を読むページと
参考文献の読まないページに分けてみます。
なんと!
参考文献の読まないページは172ページ!
全体の33%が読まないページになります!
一気に33%も読まなくて良くなるなんて。
「これなら読めそう」という気持ちがふつふつと、、、
本当にすごいのは、こんなに参考文献があるってことなんですけどね。
●読むページを分解する
読むページは残り349ページとなりました。
だいぶ減りましたが
これでもまぁまぁ量がありますね。
ここからは目次に沿って、分解していきます。イメージとしては短編小説集です。
まずは、大きく分解します。
円グラフは割合、右上の表はページ数です。
1番多い総論で49ページ。
水に次いで少ない、脂溶性ビタミンで23ページ。
ざっくりと分解しただけですが、
脂溶性ビタミンは頑張れば1日で
読めそうではないでしょうか。
(仕事終わりにプライベートの時間を使って読むのを想定しています。)
しかし、まだ頑張らないと読めないし、
総論はまだ49ページもあります。
●集中して読める量まで分解
栄養素レベルまでより詳細に分けると
下記のようなラインナップになります。
各栄養まで分けた場合のページ数は
●エネルギー産生栄養素…45ページ
たんぱく質…13ページ
脂質…19ページ
炭水化物…10ページ
エネルギー産生栄養素バランス…3ページ
●脂溶性ビタミン…23ページ
ビタミンA…6ページ
ビタミンD…7ページ
ビタミンE…5ページ
ビタミンK…5ページ
●水溶性ビタミン…41ページ
ビタミンB1…4ページ
ビタミンB2…5ページ
ナイアシン…5ページ
ビタミンB6…5ページ
ビタミンB12…5ページ
葉酸…6ページ
パントテン酸…3ページ
ビオチン…3ページ
ビタミンC…5ページ
こんな感じになります。
ビタミンやミネラルは、それぞれ1つの栄養素につき約5〜6ページになります。
「読んでみようかな」という気持ちで読み始めても、ちゃんと読める量に!
しかも、1日で集中して読めそうじゃないですか?
●山場はどこだ!そして、その攻略法。
1番の山場は、総論だと思います。
そこで総論の攻略法!
実は総論だけ目次が詳細に記載されているので、各論より区切って読みやすいんです。
●各論は整理整頓されている
各論にもエネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物などページ数が多いものがあります。
しかし、攻略法がいくつかあるんです。
例えば、脂質は飽和脂肪酸、n-6系脂肪酸、n-3系脂肪酸、一価不飽和脂肪酸など、脂肪酸の種類ごとに記載されているので種類ごとに分けて読むことができます。
また、各論は下記のように記載される項目が統一されているのが特徴です。
どこを読むか、どこまで読むか決めてから読んでも良いかもしれません。
●お疲れさまでした〜
食事摂取基準を読むのは大変かもしれません。
(私自身も全文は読んだことない。。。今回は頑張って読む。読みたい。)
少しでも
「読んでみようかな」
「これなら読めそう」
と思ってもらえたらいいな〜。
なにより自分が食事摂取基準について話せる友達が欲しい。(今回の本当の目的はここ!)
以上です。
お疲れさまでした〜。
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