社員みんなで相互理解を深めブランド戦略に磨きをかけたORYZEの事例
合宿中にMBTIワークショップを行い、相互理解を深め各自の役割を知ることで『自分たちらしさ』を明確にし、ブランド戦略に磨きをかけた株式会社ORYZEの皆さん。今回は経営企画部に所属し、バックオフィスから事業開発、新規事業、商品開発を担当し会社の中枢を担っている畑山さんにお話しを聞きました。
サマリー
参加企業:株式会社ORYZE
参加者:8名
実施目的:MBTI・ブランド戦略立て
実施日程:1泊2日
合宿を決めた経緯は?
設立当初は朝から晩まで皆で顔を突き合わせてビジネスについて考えるような、いわゆる若いベンチャー企業でした。その名残から『集まって考える』ことを大切にする文化があり、何かを決める時はオンラインではなく対面で話し合ってきました。最近はそれぞれの業務に追われる日々で、目の前の議題だけをとことん考え議論できる環境の必要性を感じていました。そんな時に八丈島合宿を知り、参加することにしました。
合宿の目的は?
今年はブランディングに注力することをテーマに掲げています。競合商品との差別化を図るため『ORYZEらしさ』を明確にし価値を高めるためにキーメッセージを決定し、ミッション・ビジョン・バリューの再定義をするために合宿を行いました。
1日目は事前準備としてMBTIという性格診断テストのワークショップを行い、会社における自分の役割を考えながら、相互理解を深めました。そんな自分たちが作るORYZEはどうあるべきか、2日目は会社の強みを分析し、ブランド戦略に磨きをかけました。
MBTIワークショップについて教えてください
今回のワークショップは3部構成になっており、MBTIの講師にアドバイスをもらいながら行いました。
※MBTIとは?
人間の心理的な傾向を、4つの切り口とそれぞれ2つの要素で、合計16種類に分類。それぞれのタイプの強み、特徴、その人の今後の課題を整理し、個人の成長や人と人との違いを理解し、周囲の人との人間関係作りにも役立つテスト。
ワーク①:事前準備と自己分析
合宿前にMBTIを受け、自分の説明書を読んでくるという宿題を出しました。1日目のワークでは、その結果を受け自分を振り返った時に「ここはそうだな」「ここは違うな」と感じた点を発表しました。自覚している性格と周囲が抱いていたイメージが違ったり、相手の性格への思い込みが解消されたりと、有意義な時間になりました。
ワーク②:MBTIへの理解を深める
講師からMBTIの解説をうけ、それぞれの特性への理解を深めました。
ワーク③:仕事に反映させる
MBTIの理解が深まった状態で、自分が得意な仕事、苦手でストレスを感じる仕事の2つを書き出しました。その上で「この分野はメンバーに頼りたいと思っている、助けてほしい」という想いを腹割って話しました。
ワークショップの結果
偶然にも、ORYZEのメンバーの特性には偏りがありました。全部で4つあるタイプのうち「外交官タイプ」が多く、「番人タイプ」は合宿参加メンバーで私1人だけでした。ベンチャー企業らしい、前に突き進むタイプのメンバーが多いなと日々感じてはいたのですが、こんなに顕著に結果が出たのは驚きでした。
特性だけで見るとメンバーが似たもの同士だったということで終わってしまいそうですが、得意や苦手をアウトプットする場を設けたことにより、合宿後に変化もありました。
今まで苦手なのに抱え込んでしまっていた仕事をメンバーに相談してみようと思えたり、少し気持ちが楽になったという声もありました。また「実はその仕事が苦手だ」というメンバーの声を聞いて、反対に自分は得意だったことに気が付き自信に繋がったというケースもありました。
私自身も、前向きでアグレッシブなメンバー達についていかなければ……マインドを合わせなければ!と焦ることがありました。今回のMBTIで性格の違いを把握でき、焦りの理由が分かり、それは仕方ないことだったんだと思えるようになり気持ちが楽になりました。そして組織内での自分の役割が今まで以上に明確になり、やるべきことがよりクリアになりました。
キーメッセージを決めた2日目
1日目にお互いの特性を理解し、自己認識も高めたこともあり「多様性」という言葉が自然と出てきました。そんな私達が作るORYZEはどうあるべきか……ミッション・ビジョン・バリューを考えたり、コミュニケーションターゲットやキーメッセージを設定しました。合宿で話した内容をもとに今年の広報戦略を考え、マーケティングやコーポレートHPの見せ方など、それぞれの分野の土台を完成させることができました。
合宿を終えた感想は?
場所を変え、新しい環境で過ごすことは「外交官タイプ」の特性を持つメンバーにとって良い刺激になったと思います。刺激を好む彼らにとって、非日常というワクワク、ドキドキする環境がパフォーマンス向上に繋がったと一緒に居て感じました。「外交官タイプ」が多いORYZEにとっては今回の八丈島合宿はぴったりでした。
また、合宿中にMBTIを行ったり焚火を囲ったりして、普段の業務では分からなかったメンバーの人となりや価値観を知ることができました。
私は業務で1on1を行っているのですが、合宿を終え、「この人はこう伝えたらもっとパフォーマンスが上がるかも」「この人はこう励まそう」など、新たな発見がいくつも出てきました。これまで以上に相手に合ったコミュニケーションを取ることができそうです。
普段、家族や小さいお子さんがいて飲み会に参加できないメンバーとも一緒に焚火を囲って食事やお酒を楽しむ時間を持つことができました。「この人実は飲めるんだ…」といった発見や「こういう場が本当は好きなんだ!」ということも知りました。業務中とは少し違ったプライベートなキャラクターを知ることもでき、より一層相互理解が深まったように感じました。
1日目と2日目の連続性を持たせながら、有意義な時間を過ごしてくださったORYZEの皆さん。集中して話し合う時間を持つことができて良かったです。是非またお越しください!
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