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シングルマザー(ひとり親)、ワーママにおすすめ。ハローワークの職業訓練制度!!体と心のリハビリ期間にもってこい。

こんにちは。湯です。

私は12年目のシングルマザーですが、子どもが保育園年少の頃から、小学4年生の3学期までの約7年間、生活を第一優先に出来る自宅側の職場に勤めました。派遣社員でしたが、コロナ禍以降は在宅勤務になりました。
そんなコロナ禍でも、勤め先が大手企業だったこともあり会社の業績は伸びる一方。終わりの2,3年間は、毎月やってくる繁忙期になると、22時、23時まで残業になることが普通で、その期間が過ぎても、そのときのシワ寄せをカバーする必要のある業務も兼任していた私は、まず定時で上がれることは出来ませんでした。
その間、婦人系の疾患で手術入院をしたり、子どもが10歳を過ぎ、その成長に期待して、働き方を変えようと真剣に考えるようになりました。
無期雇用の派遣社員だったので、そこを最後の職場にしようと考えている同期の方も多く、迷いが無かったわけではありませんが、少しでも体力がある今のうちに転職をしようと考えたわけです。

そこで、昨日つぶやいた、ハローワークで探した職業訓練校に通う選択をしました。

職場を去る決意自体は固めたものの、在宅勤務で体力も落ちきってしまい、病気にもなるはで、すぐに就職活動や、新たな職場でばりばり働くことは全く考えられなかったのです。
それで、次の転職にもつながるような勉強期間を挟もうと考えたのです。
職業訓練校のことが頭に浮かび、ハローワークで調べてみると主に下記のことが分かりました。
(参考のために、私の住まいは東京都になります。2023年時点)

1.職業訓練校に通うために調べて分かったこと


・ハローワーク主催と、東京都主催の2つの職業訓練があり、どちらからも選択可能。期間も何パターンかある。
・職業訓練校には定員があり、入れるかどうかは志願表を出し合否が決定される。不合格な場合は、またすぐに他の訓練校に応募可能。
・学校の入校費用は全額負担してもらえる。その中で必要な指定のテキストは自費購入。(交通費は一部負担してもらえる可能性あり。)
・通常、自己都合で退職した場合、失業手当は退職後数カ月後からの支給になるが、職業訓練を受けていると給付制限期間はなく、すぐの支給となる。
・また、職業訓練を真面目に受け、並行して就職活動もしているのに、就職先が決まらない場合には、通常の失業手当の支給期間が1カ月間延長になることもある。

ざっと上記のようなことが分かり、私には魅力的に映り、これは挑戦しない理由はないと考えました。

2.ハローワークで職業訓練校を決める

自分が対象になるかどうか、実際に退職前にハローワークに問い合わせることは必要かと思いますが、具体的には、退職後に離職票が届いてから窓口を訪れ、職業訓練を考えている旨をすぐに伝えました。受けられる訓練は冊子にまとまっているので、それをもらい自宅でじっくり考えることが可能です。
私は、その中で、英語に関することか、Webに関することのどちらかを勉強したいと考え、全く初めてですがWebの方を選択。志願表を提出し、晴れて合格、入校しました。
そこから、3カ月間、基本朝から夕方まで勉強が続き、正直初めの数週間は付いてけないかもと笑っちゃいまいしたが、何とか走り切り、最後にもらった通知表ならぬ、職業能力証明シートには、各項目A~Cの評価の内、8割9割がAで残りがBと、無事に修了証書をいただきました。
ポートフォリオという、就職活動の際に必要となる、自分の能力やセンスを示すためのWebサイトも作成し、今も一応持っています。

3.訓練校修了後

3カ月前、訓練を受ける前には全く考えられなかったWebサイトを自分で制作し、それを自分一人で、世に発信することが出来る。すごすぎると、自分的には大満足な結果だったのですが、そう世間は甘くはありませんでした。数か月間、Web関連の求人にも応募していた時期がありますが、今では全く諦めています。それでも奇跡的に、最終面接まで進んだ企業が一つあり、1週間丸々合否結果を待ったのち、不採用でした。どうやら、30代の経験がある方に決まったようです。普通に考えれば、40代の未経験のおばちゃんを採用してくださる強者?愚者?はいらっしゃらない。
現在その方向での就職は燃え尽きていますが、副業やフリーランスでは使える技術だと信じているので、今回の勉強は無駄ではなかったと感じています。
何より視野も広がったし、世の中のトレンドも分かりました。

そして昨日のつぶやきの、訓練校の同期生との出会いがあり、同じように就職活動をがんばり、励まし合える状況が生まれたことは、心のリハビリに繋がりました。また、もちろん体力面から言っても、なまり切って、話し方も忘れてしまったのではないかと思うほどに人との接点もなくなっていた在宅勤務生活から、朝からお昼を挟んで午後まで、3カ月間(324時間)、朝のラッシュの電車に揺られながら学校に通い切ったことは、少なからずとも自信になりました。最後には、まだ卒業したくないと思えるほど楽しくなっていました。

4.肝心の手当のこと

肝心の手当ですが、第1回目を一カ月間の職業訓練の後に、しっかりと所定額を受け取ることが出来て、大変助かりました。交通費の一部負担もありました。前職で約7年間真面目に働いてきて良かったと思えた場面でした。しかも、職業訓練校に通っていると、訓練校が手続きをしてくれるので、失業手当をもらう際に必要な、定期的にハローワークへ行ってする申請の手間が省けます。
また、Web関連の訓練に関して特記すべきこととしては、在校証明書が発行してもらえるので、Web制作に必要なAdobeのソフトが、学生価格で安く購入できることです。このことも大変助かりました。

5.失敗したこと

最後の最後に失敗したこと。上記1.項目の最後に書いた通り、真面目に職業訓練をし、その最中に並行して就職活動(既定の回数の実績が必要となります)も行っていれば、Web関連の就職は難航が予想されるとの理由から、プラスもう一か月間の失業手当をもらえたところ、私は、勉強だけで精いっぱいで、その間1回しか就職活動しなかったので、上記の支給者には該当せずに、ちょうど3カ月間の支給で打ち切りとなってしまいました。自業自得でしょうか。

6.最後に

自分のスキルアップをしたいという方はもちろんのこと、退職後、自分を見つめ直したい方にも、職業訓練はもってこいです。
専門技術を身に着けるための勉強だけでなく、自分の強みの見つけ方や面接の練習、履歴書・職務経歴書の書き方といったもの、更には実際に関連企業が学校に来てくださったりと、支援が手厚かったです。
また勉強のスタイルも、オンライン講座があったり、私は3カ月間でしたがもっと短期間のものから、長期間のもの、自分の生活スタイルや勉強の内容に合わせて、色々なスタイルを選べる可能性があります。
転職を考えている子育て中のシングルマザー、ひとり親、ワーママの方にもってこいの制度だと感じました。ぜひ、一度検討してみる価値はあるかと思います。
お住まいの地域によって、注意事項が異なるかもしれないので、ぜひお近くのハローワークに問い合わせてみることをおすすめします。
ときには歩みを緩めることも、長い人生の中にあっても良いと、私は思います!


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