#014僕らはサイコロを振れない
あなたは今まで、自分に任された仕事を思い通りこなしてきただろうか。
もしあなたが、順調に仕事をこなしてきた自負があるならこのnoteを読む必要はない。Yahoo!!株価で自社株を見て、夏休みの旅行の補填にするか検討してほしい。
でももし今、任された仕事を進められずに悩んでいるのならこのnoteを読んで明日仕事に行く気が0.01mでも分厚くなってくれたら幸いです。
さっき私から「このnoteを読む必要はない」って言われたあなたはきっとこれを読んでいるだろう。
なんで読んでいるかは自分で分かるはずだ。
だって、「思い通りの仕事」なんて存在しないのだから。
なぜなら仕事とは、究極的には誰かの需要なんだ。
そして、誰かの需要には賞味期限がある。
私たちはそれが新鮮なうちに仕事を遂行しなければならない。
誰かにサイコロを振ってもらうスゴロクだ。
「仕事をする」ということは、誰かのアガリを良くするボードゲームにコマとして参加しているにすぎない。
しかも、最初のうちは小さい数字だけで、進んでいる実感はない。
止まったマスでトラブルが発生したり、いつまでもゴールできず取り上げられたり。そんなことをしながらゴールを繰り返すうち、ふとサイコロの目が増えていることに気づく。
必死にプレーしているとサイコロを変えてくれるのだ。
そうすれば誰かの振ったサイコロで、さまざまな方向へ進むことができる。
進める範囲の最も良いマスに止まり最短距離でボードゲームをアガリ、次に進むこともできる。
そうしてより大きな仕事にトライしていくのもすごく良い!
でも、どんなに小さくてもいいから自分でサイコロを振りたいなら
自分のボードゲームが必要だ。
きっと自分のゲームでも狙った目は出ない。
でも、他の人のボードゲームよりもきっとワクワクできるはず。
だって、マス目とゴールが自分で決められるんだから。
どんなに小さな数字を出しても進めばいいんだから。
もう一度言う。仕事には「思い通りの仕事」なんて存在しない。
でも、そんな中でも進め方を選ぶことはできる。
いつか、自分の仕事をしたいならその仕事をきちんとやろう。
会社員でいる限りはコマだ。なら止まってはいけない。
でも、自分のサイコロを振る準備はしておくべきだ。
少なくとも、私はそう思う。
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