ODDTAXI感想
・AmazonPrimeでサムネで「いいかも」と感じてリストにだけ入れ、しばらく見ることなく過ごしていたけど周りのIQに信用が置ける人物たちの感想を聞いているとなんかどうも面白いらしく、ならばと思って観てみました。
・面白かった。
・1話、2話はキャラのやりとりがそれこそFunnyな方の意味で面白いっちゃ面白いけど、この日常が13話続くんだとしたらそれは少し厳しいかもしれないと感じていた。私は展開の無いアニメが苦手なので。
・そしたら4話かな?田中革命の界から異常に面白くなってきて。
・自覚がありながらも愚かなお金の使い方をしてしまう人、やっていいことといけないことが判断できなくなる人、そういう人の心理を生々しくスピード感をもって表現されていて、実際にそうなっていないのに心理として疑似体験できる。というか、実際こういう人この世に居るってことなんだよなぁ多分。別段高収入なわけではないのにソシャゲに年間500万って実在したらこんな感じなのか、で、多分実在するんだよな…ゾクっ。みたいな。そういうリアル感が良かったんだろうな。
・ゾクッとする一方で、そういう自分を律することのできない大人もどこかにいるってことに安心もしたりして。アニメ、というかフィクションのいいところはそこで、どんな心無い感想も罪悪感無く持てるのがいい。
・1話と2話と3話は3日に分けて観たくせに、4話から最終話までは1日で観ました。しかも平日に。本当にバカなことをした。翌日の使い物にならなさと言ったら無かった。でもその日も4話だけ観ると思って。
・まぁいいです。色々なところがつながっていて、今観るのをやめたら明日の自分の脳では後手後手になる気もあって一気に観ました。
・どうも賢い人が口を揃えて面白いと評価するので、賢くない人はそうでもないのかもと思っていたが、全然これ義務教育終わってたら全部ついていける。
・小戸川は確かに賢いが、賢さに関しては理解の範疇で常軌を逸脱しているのは「肝の据わり」の方だ。
・死を怖がる描写も何度かあったが、本来の意味での死以外のいわゆる社会的な死の方にはなんの恐怖も抱いていなかったように思える。
・私も自分のこと、守るべきものがない、いつ死んでも問題ない人間だと思っていたが、本当にそう思っていたらこのくらい出来なきゃ嘘なんだよなと感じた。
・カポエイラのとこ、良かった。肩の力を抜かせてくれてありがとう。白川さん。
・ミステリーキッスのセンターの子が馬場を好きになるシーンの、「負けず嫌いな私を馬場は生き様で許容した。負けてもいい、もちろん勝ってもいい。そんなのどっちでもいいじゃないか。」みたいなところが良かった。
・「もちろん勝ってもいい」が良い。
・最後の動物が剥けて人間になってくところも面白かった。なんとなく分かるし。
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