職場に自分の存在価値がないこと。
1年半近く働いている 今の会社で初めて、体調不良を理由に、他の人より少し多く休みをいただいている。
ただ、休職というわけではなく、週に4日働いて3日程度休ませてもらっている形だ。その配慮にはとても有り難いと思っている。
しかし昨日、来年度の仕事の割り振りを決めるときにとても悲しい出来事が起こった。
様々な役割を誰がやるか発表される場面で、私の名前だけが呼ばれなかったのだ。そして最後に「バランサーとしてみんなをみていてほしい」と言われた。役割がない、いてもいなくてもいい存在だと感じてしまった。
また、以前からやりたいと言っていて私が元々やる予定だった役割も、やらせてもらえないことになった。表面上の理由(他の人がやった方が効率が良いから等)を並べ立てられた後に、「これからちょっと酷いことを言うけど、最近休みがちで、今後も時々休むなら迷惑になるから」と はっきり、同い年の同僚に言われた。そして私がやる予定だった その役割もごっそりなくなってしまった。
仕事がないわけではない。毎日みんなが同じようにやる仕事はある。でもそれだけだ。自分の存在価値や、この会社に役に立っている!と感じられる『役割』というものは全くといっていいほど、なくなった。
以前は任されていたもの、今後任されるはずだったものも、なくなった。
その発表があった後は、虚無感でいっぱいになり、自分のこの職場での存在意義って?と感じてしまい、必死に涙をこらえた。
仕事がたくさんある人はきっと大変だろう。残業もしなくてはいけないし、あれもこれもしなくてはと頭がパンクしそうになるだろう。
でも、仕事がないのも辛い。
みんなと同じようにやる仕事をひたすらこなし、誰にでもできる雑務が残っていたら、気を利かせてやっておく。『自分』がどこにいるのか 分からない、ふわふわした状態で。
昨日はそんな日だったし、今後もそんな日が続くのだろう。
楽でいいじゃんと思われるかもしれない。
でも、仕事で満たされる「所属の欲求」「承認欲求」「自分の存在意義」は、とてもとても大きい。
職場で『役割がない』というのは、何も満たされないまま、生きている心地のしないまま、仕事をこなしている感覚に陥る。
それが分かった1日だった。
そんな今も、いっぱいの虚無感を抱えながら、家で過ごしている。
プライベートにまで、生活全般にまで、影響してくるようだ。
「仕事がある」ということは、それだけで素敵なことなのかもしれない、
という売れない芸人さんが思うようなことを、考えている。