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20歳、東大休学、親離れ、そして起業へ
2024年11月1日を迎えて、20歳になりました。
いしょごです。
このNoteは、これまで「僕が前を向いて頑張るために記録」とは少し違い、
僕という、一つの生き方を紹介するための記事になります。
ー自己紹介ー
石井翔己(イシイショウゴ)
2004/11/01 神奈川産まれ 20歳
東京大学理科二類2年 2024年4月より休学中
株式会社LITTERRA 代表取締役(11月11日に法人登記)
SHIMOKITA COLLEGE 4期生
趣味:サウナ/ディズニー/ポーカー/合唱
はじめに
20歳の誕生日の記念Noteの前に、
いよいよ起業について綴っていこうと思います。
起業を決心した理由は既に別の記事を書いてあるので、
今回はこれまでやってきたこと、これからやっていくこと、
自分の心境と覚悟についてご紹介します。
東大入学から今までの流れ
18歳、現役で東大に入学し、1年間学生として過ごしていました。
Business Contest KING 実行委員会の局長としての活動、一目惚れしたスタートアップであるスタジオプレーリーでの長期インターン、
バイトに合唱、地域おこし協力隊など。
自分が興味のある分野には可能な限り手を出しました。
様々な分野に触れる中で抱いた、スタートアップへの強い憧れ、
将来への不安、一度挑戦してみることへの欲望から、
半年かけて両親と相談し、東大休学を決意します。
19歳の4月、東大休学、そして東京への上京をしました。
SHIMOKITA COLLEGEと言う100人規模の寮に住みながら、
インターン/学生団体KINGのみに焦点を絞り、知識と経験を蓄えます。
実は今の事業の前に考えていた「NoICE CARD」と言う事業があり、
5月に行われたスタートアップ大規模カンファレンス、
SusHi Tech TOKYOの出世魚ピッチに参加するなどもしていました。
(PMFの難しさやメンタルダウンからピボットに至りましたが…。)
![](https://assets.st-note.com/img/1730789668-V9vqeQ58YfhGIwoX2DpTCyzJ.png?width=1200)
その後、個人的な人間関係で大きなトラブルが立て続けに起きてしまい、
少しの間休息を取ることになりましたが、インターンと勉強は継続し、
学生団体KINGの引退後の9月から本格的に起業のみに打ち込むことを決めました。
起業するまでの様々な準備やJAM CAMP・B Dash Campなどの
各種ピッチイベント・壁打ち会への参加、特定創業支援の認定の取得に時間を要し、最終的な法人登記は11月11日となりました。
資本金の用意、
両親と何度も何度も繰り返した相談
一つここで書き残しておきたいのが、両親との相談についてです。
前にも紹介したことがありますが、
僕の家庭は、教員として公務員を務める父、
専業主婦の母と兄弟3人の5人家族です。
いわゆる”ビジネス”系の世界とはほとんど縁がなかったと聞いていました。
それにも関わらず、東大休学、シェアハウスへの上京、起業と、
あまりにリスクが大きく、何より金銭的な負担を負わせてしまう提案で、
信じられないくらい両親を困らせてしまったと思います。
自分が親だと思ってみると、破天荒なトラブルばかりを起こしてきた息子に
こんな提案をされても、とてもイエスとは言えないなと、強く思います。
しかし、色々な話をしていく中で、両親はNoとは言いませんでした。
僕が両親の尊敬するところは、
あまりに几帳面で真面目なところだと思います。
旅行の時などもトラブルが無い様に綿密に何日もかけて資料を作り、
事前準備をするほどです。
きっと、その真面目さは、自分の破天荒な行動に葛藤し、
そして、自分の熱意と真っ直ぐに向き合ってくれたのだと思います。
両親が自分たち子供に対して、何より大切にしていることは、
「幸せであること」で居てくれたのだと思います。
学歴や権力、お金は幸せになるための手段とし、
いわゆる“すごい人”になることなど、
僅かにも強要することはありませんでした。
両親は、何度も何度も相談を繰り返し、
自分の活動の背中を押してくれました。
自分が熱意を持って取り組むと決意したこれらの活動は、
自分の「幸せ」のためになると、判断してくれたのだと思います。
最終的には、事業の壁打ちを通して、
資本金である両親から250万円を借りることになりました。
僕が考えるに、学生起業の最も大きな難しさの一つは、
親との関わり方なのではないかと思います。
きっと両親は子供の幸せを願っているからこそ、悩み、反対してくれます。
誰より大切な味方を、大切にしてください。
事業内容について
さて、起業するまでの流れや資本金の話が終わったところで、
事業の内容の話に入っていきます。
僕が11月11日に立ち上げる会社の名前は、株式会社LITTERRAです。
ゴミ箱を意味する“litter“と地球を意味する”Terra”を掛け合わせ、事業ゴミと言う観点からサーキュラーエコノミーに貢献する会社になります。
取り組むことを決めたきっかけは、
僕が学生団体KINGに所属していた時のことです。
イベントで発生したゴミが会場で捨てられず、
ざーっとリサーチしたところ、法律的に業者に頼むしかないとのこと。
しかし何回も呼ぶと料金がかかるので、宿泊する部屋に置いておくしかありませんでした。
ひどい匂いはするし、なんと最終的には回収費用で20万円がかかったとのこと。
何度かイベントを運営し、ゴミ処理は担当がやってくれていましたが、
そんな背景があるとはつゆも知りませんでした。
元々大切にしている価値観や、興味がある環境分野と綺麗に合致したので、
事業系廃棄物の法律について勉強してみると、産業構造的な難しさなど、
多くのHard Factを抱えた業界であると気づきました。
社会に与えられるインパクトの大きさ、
そして自身が事業に対して感じた熱量から、
今やるならこの事業しかないと強く感じました。
サービス名は、「S→TAKE」。
ゴミをいつでも即時に捨てられることがわかりやすいように、
「捨て行く」と言う単語を含めた名前です。
![](https://assets.st-note.com/img/1730790154-7xDSfK1jZW4VklQ32rXu8AMR.png?width=1200)
言いやすくて愛着のある名前にしました。
詳しい事業情報に関しては、下のNotionのリンク先にまとめます。
起業前の怪しい内容なので、変更は随時かかることのだけご了承ください笑
これからのことについて
今回の事業は、親からの250万円で始めた、
自分の一つの人生のターニングポイントでもあります。
成功しても失敗しても、学生起業という経験は決して無駄にならず、
将来の糧になると強く実感しています。
一つ、心に強く刻んでいることは、
これからCEOとして、自分自身の熱だけではなく、
他人の熱や想いを一緒に育てる役割として活動することについてです。
会社は、決して一人だけのものではなく、
熱意を持った一人一人に組織として応えていく必要があり、
CEOはその象徴となる存在だと思います。
これから先は、東大だとか学生だとかは全く関係なく、
一人の熱意を向けられる、そして育てていく代表として、
精進していきたいと思います。
一人の人間の挑戦を、ぜひ応援してください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。