#111 思いを伝えるのは大人、思った通りに伝えるのは子ども【一笑門 マガジン】
どうも!海先輩です!
このマガジンでは、毎朝配信しているPodcastプログラム「海先輩の一笑門RADIO」の内容を発信しております。
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最近久しぶりにおもちゃコーナーで駄々をこねる子供を見かけました。
僕も小さい頃は本当にわがままで(今もや)、おもちゃにしろお菓子にしろゲームにしろ、欲しいものはとにかく父にねだっていました。
父も優しくて、お願いしたものは大体買ってくれたんですよね。
大人になって思うのは、すぐに買い与えられて育つのは、いい面だけではないということです。
おはようございます。海先輩です。
今日は「思いを伝えるのは大人、思った通りに伝えるのは子ども」というお話です。
僕は割と思ったことは伝えるようにはしているのですが、小さい頃から比較的甘い環境で育ったので、自分の交渉力の乏しさを感じるんですよね。
社会人になって諸先輩方をみると、交渉がうまい人っているんですよ。
そういう人たちは何をしているかというと、自分のお願い事をそのまま伝えることはしていないんです。
つまり自分の希望やお願いは積極的に伝えにいくが、それをそのまま口にはしないということです。
例えばあなたが、今週末にマッチングアプリで知り合った男性と初めてデートに行くとします。
しかし急遽東京にいる友達が今週末だけ地元に帰省することになり、会おうと言われました。
なかなか会えない友達なのでこの機会を逃したくありません。
しかし、直前でデートを延期にするのも相手によく思われませんよね。
そんなときに、デート予定の彼に「地元の友達が今週末帰ってくることになって、デートは来週に変更できませんか?」と伝えると、彼は内心「あぁ、僕は後回しなんだ・・・」とがっかりしちゃいますよね。
なのでこのように伝えることにします。
「実はデート前に行きたい美容院の予約が取れなくて、来週になっちゃったんです。〇〇くんにはとびきり綺麗な自分で会いたいから、デートは来週にしてくれませんか?」
すると彼は、「え!なに!この子自分に気があるのかな!」と浮かれて、もし来週に予定が入っていたとしても、それをずらしてあなたに会ってくれるはずです。
「え、それって嘘をつくってこと?」とお思いかもしれませんが、方便と捉えてください。
あなたは今、友達と会うことと、彼との恋愛の両方を取りに行こうとしています。
そのためには予定をずらせない友達と会い、彼には気分を下げさせることなく日程の交渉をする必要があります。
このように、思ったことを全くそのまま口に出すのではなく、相手にとってメリットを見出しながら(例の場合は、「気があるのかな?」と期待させる)、自分の都合を聞いてもらうわけです。
友達が食べているものを一口欲しいときは、「一口くれ!」ではなく、「〇〇が好きなもの俺も知りたいから、一口もらってみてもいい?」と聞くんです。
自分の思いを伝えることは、自分が幸せに生きるために欠かせないことです。
我慢する人生ほど辛いものはありませんよね。
ただそこで、相手のことを考えルコともできる人、そういう人は大人だと思います。
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