#61 ブランディングとは、"選ばれる必然"を作ること【一笑門 マガジン】
どうも、伊志嶺海です。
このマガジンでは、毎朝配信しているPodcastプログラム「伊志嶺海【一笑門 RADIO】」の内容を発信しております。
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おはようございます。伊志嶺海です。
「日本の夜明けを創る。」を合言葉に、相棒とともに夜明創造プロジェクト旦 -TAN-を運営しております。
今日はブランディングについてのお話です。
僕は今日本屈指のマーケターである森岡毅さんのご著書「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方」という本を読んでいます。
この本の中に「ブランディング」について分かりやすい解説が載っていたので、ご紹介させて頂きます。
みなさんはブランディングって何をするものかパッとイメージできますか?僕はなんとなくその商品やブランドのイメージを作ることかなと思っていたのですが、森岡さん曰く、ブランディングとは以下のことを指します。
消費者の頭の中にあるブランドに対する一定のイメージを「ブランド・エクイティー」と呼び、このブランド・エクイティーを競争に有利になるように築くことで、そのブランドは劇的に売れるようになっていくわけです。
本書のブランド・エクイティーの例が非常に分かりやすいです。
例えばメルセデス・ベンツというブランドを思い浮かべると、高級車、三つ星のエンブレム、お金持ちが乗っていそうなどが想像されると思います。
他にも牛丼チェーンの吉野家。牛丼、オレンジ、はやい・うまい・やすい、といったイメージが持てますよね。
逆にブランド・エクイティーからそのブランドの連想もできます。
例えば、日本が生んだメジャー史上最高の二刀流といえば?
そう、大谷翔平選手ですよね。
これらのブランドのように、消費者の頭の中にパッと想起されるブランド・エクイティーを築けているブランドはとても強いわけです。しかしこのブランド・エクイティーはすぐに築けるものでは決してありません。
今や強力なブランド・エクイティーを持っているブランドも、長年の努力を重ねたことで、消費者の頭の中に一定のイメージを作ってきたほんの一握りなわけです。
ブランド・エクイティーには消費者がそのブランドを選ぶ理由になるものと、そうでないものがあるのですが、前者の方を「戦略的ブランド・エクイティー」といいます。
マーケティング先進国であるアメリカの企業は、この戦略的ブランド・エクイティーを"資産"と捉え、消費者の頭の中に目に見えない資産を貯めていくことで、他ブランドと差別化することで一気に競争を有利に展開させたわけなんですね。
戦略的ブランド・エクイティーの考え方は、商品・サービスはもちろん、個々人についても適用できる考え方ですので、プライベートや仕事でも"自分"をどうアピールしていくか悩んだ際に、ぜひ参考にしてみてください!