【10分師匠】「一度は死ぬ物狂いで物事に打ち込んでみる」〜安藤忠雄〜
どうも、伊志嶺海です。
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さて、今回の師匠は安藤忠雄さん。
安藤さんは日本の建築家の方で、代表作には「光の教会」や「表参道ヒルズ」などがあります。なんと、元プロボクサーでもあるんですよね。
今回のタイトルは、「一度は死ぬ物狂いで物事に打ち込んでみる」ということで、ものすごくパワフルなタイトルです。
今回の安藤さんのお話を読んでみて、一度決めたものに対する熱量が半端ないなと思いました。この10分師匠でも何度も話していますが、安藤さんに関しても、やはりとにかく建築が好きだからこそできるんだなと感じましたね。
安藤さんのお話の結論は、若い頃は一度は死ぬ物狂いで物事に打ち込んでみることが必要だということです。目標を定めたら、何が何でも達成するんだと強い志を持つんだと。
安藤さんが建築家を志すきっかけになったのは、2人の方との出会いでした。1人は中学二年生の頃に出会った大工さん。実家を平家から2階建てへ改築するときにきていた若い大工さんだったそうです。その大工さんは、お昼休みも取らずに、パンをかじりながら一心不乱に働いていたそうで、それをみた安藤さんは「この人は真剣に生きていて、仕事に誇りを持っている」と感じ、建築の世界に進みたいと思ったそうです。
2人目は中学の数学の先生です。杉本先生という方だったらしいのですが、この杉本先生がとても熱血な先生で、勉強嫌いだった安藤さんも数学だけは理解できたそうです。職人の仕事と数学の重なる部分にあった建築を志すと決めたということですね。
安藤さんは日本で大活躍の建築家ですが、実は独学で建築を学ばれたそうなんです。経済的な事情で大学へ行けなかった安藤さんは自分で勉強しようと決心し、19歳のときに建築学生が4年間かけて学ぶ専門書を1年で読もうと決め、毎朝9時から翌朝の4時まで机に向かっていたそうですよ。それを4月1日から翌年の3月31日まで、ほとんど外出もせずに無我夢中で勉強したそうです。
この熱量もそうですが、安藤さんがおばあちゃんに言われた一言も学びがありました。
「お前は大学へ行っていない。ハンディキャップがある。でも、ハンディキャップは意外といい。頑張るから。」
自分は不利だなと思うことって時々ありますが、それをポジティブに捉えたとてもいい言葉だなと思いました。安藤さんはその後、独学で一級建築士にも合格しているんです。
今回の安藤さんのお話も、やっぱり根本には建築が好きという気持ちがあるんだなと思いました。でないと寝る間も惜しんで勉強はなかなかできないですよね。
私も自分が一心不乱に打ち込める本当に好きなものを見つけたいと思いました。日々自己分析ですね。
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