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古典的ファンタジーと受け継がれた英雄たちの運命を追う|第2巻『レーエンデ国物語 月と太陽』レビュー

9月にレーエンデ国物語の2巻目を読みましたので感想を書きたいと思います。頭の中の情報をそのまま書きますので名前のところが少し違っているかもしれません。後で修正するつもりなのでよろしくです。

トップ画像は、出版元であります講談社さまの特設サイトから引用させていただきました。

それでは行ってみたいと思います。少しネタバレを含みます。どうかご了承をお願いします。


レーエンデ国物語は正統派ファンタジー物語

レーエンデ国物語は正統派ファンタジーといってよい雰囲気の作品です。作者は多崎礼さんです。古典と思いきやごく最近に書かれた作品でした。

今回2巻目を読んでいます。1巻目を読んでいるため世界観が分かっているのですっと物語の中に入っていけてよかったです。おそらく1巻目から入る方は、物語の背景をつかむのに少し時間がかかるかもしれません。

それが、ライトノベルの転生ファンタジー等とは違うところかもしれません。1巻目の内容はこちらに記事にしたのでよろしければご覧ください。

レーエンデ国物語『月と太陽』は前作から100年後の話

レーエンデ国物語は、シュライバという国に住む英雄のヘクトル・シュライバと、その娘であるユリア・シュライバが、銀呪病といわれる病が流行っているレーエンデ国に行き、その国の解放に向けて奮闘する物語です。

ユリア・シュライバは彼の地で、トリスタンというレーエンデに住むものと恋に落ちます。ですが実際は、恋人らしいことはできず、もうちょっと青春させてあげようという点はありますけど、ユリアを守るために体を張るトリスタンこそ英雄だなと感動をしました。

そして、時代は進んで約100年後の物語が第2巻です。

え、100年後! うまい設定だと思います。
100年後はすごく書きやすいと思うのは自分だけでしょうか。100年前のことなど現世では伝説級です。

実際、物語では、ユリアとヘクトルは英雄扱いであり、物語に直接は登場してきません。しかし、いい具合に伝説を後世に伝えており、最初は運命に翻弄されつつも、伝説の真意が次第にわかっていきという点でうまくつなげてくるなと感心する物語展開だと思いました。

女性戦士と男性軍師の物語

主役は、レーエンデのラーダ村に住む乙女のテッサ(のちに双斧を得意武器とする戦士)。そして貴族の息子であったルチアーノ、名を変えてルーチェ(頭が良く、その頭脳を活かして軍師となる)が主役です。

前作はレーエンデを冒険する展開でしたが、今作はレーエンデから、帝国や合衆国がある、レーエンデ外へ進む物語です。

レーエンデに住めるのは、第一巻の功績があるのですが、そこは100年経過しているため、物語の主人公たちには知る由もないというか、ちょっと古い話なので伝承が途絶えている状態なのです。

前作に引き続き、主役たちのロマンスが薄すぎる、ちょっとかわいそうなのです

テッサとルーチェの物語ですが、このロマンスが薄いのは、この作品の特徴なのでしょうか。はっきり言ってもっと青春してもいいのではないかと思うのです。

なんなら、主人公以外は、青春してるのですけど、どうも主人公の周りはお堅いというか純愛です。というかみんな真面目過ぎるというか。もうちょっと人生を楽しませてあげたいと思うのは自分だけでしょうか。

そして、第3巻に伏線を残す|次も100年後なのか?

そして、二人は時代を生き、しっかりと第三巻に伏線を残して物語は幕を閉じるのです。3巻目は10月の終わりにオーディブルで発行されるので今から楽しみです。その間にストーリーを忘れそうですけども。

ちなみに、レーエンデ国物語はかなり長いです。1巻目は500ページ以上あり、2巻目は600ページを軽く超えてます。通常の文庫本の倍以上ある分量です。

なので、物語を楽しむのならオーディブルも選択肢に入れた方が良いかもしれません。

#3行日記 :昨日は眠気を耐えました

昨日は眠かったですけども、、、、耐えました。無事に土曜日を迎えてリラックスできております。英気を養ってまた月曜日から頑張られるようにするのです。

#1年前 :ちょっと怖い夢をみていたようです

ワープする部屋の夢をみていたようです。ちょっとホラーな夢でした。戻ってこられて良かったです。夢日記はほどほどにしておいた方が良いかもですね。

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