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『問題解決を高める「推論」の技術』を読んで|分かるけど実践がめちゃ難しい|けれどやらないと自分のものにならないのでやるのみ

今日紹介するのは、結構難しい本です。
それは問題解決を進める「推論」の仕方についてです。

私にとってはむずかしくて、一通り読みましたがまだ50%も理解してないかもしれません。しかし、オーディブルのおかげで一気に読めました。手に取るとウっと拒否反応を示しそうな本でも、ながら時間に読んでもらえると興味を持って聞けるのでまさにオーディブルのおかげかもしれません。

では、感想を書いてみたいと思います。


推論は、情報が限られた状態から意思決定を速やかに行うためには欠かせない方法

私は旧来の学校教育にすっかり毒されておりますので、「正解」を常にもとめていました。そして、この歳になってようやく「正解」などない。自分が考え付いたことが「正解の一つの形」。ということがわかってきました。

正しいことは人によりけりで、結局は「比較優位」で一番マシが正解と仮置きすることが落としどころなんだなと思うようになりました。

ただ、その落としどころを見つける際、かなり「エイ・ヤー」でやっている感があります。一見、即決で良さそうですが、軸がしっかりしていないので反論があると簡単に考えがぶれます。

状況はいつも厳しいです。時間はないや、判断するための情報は少ないは日常茶飯事です。
そんな中、確固とした論理性を保ちつつ、自分の考える正解候補(筋の良い仮説)を持って問題解決を進めていけるのが本書の教えてくれるところと思いました。

AならばB(「A⇒B」)のどこに着目するかで推論方法が変わる

推論方法は3つあるようです。無意識に行っていることもありますが、これを意識することで、推論制度が上がっていくのかなと思いました。

帰納法(Enumerative Induction)「優れた洞察を生み出す」

AならばB(「A ⇒ B」)のB部分に着目します。見つけるのは、Aならば(A⇒)の部分です。

「観測した範囲内で事象Aが常に事象Bを伴うとき、規則「AならばB」を推論する。帰納は、演繹法で前提となる事象と結論となる事象との組から前提となる規則を導くものである。この推論は常に正しいとは限らない。」

解説の引用

解説を読んでもいまいちピンと来ません。
結果がBになる事象をたくさん集めます。その結果、どうやら原因がAのことがほとんどなので「AならばB」で良さそうだよね。という推論です。

帰納法が、推論の一番最初かつ優しい方法だと思いました。無意識にみんなやってそうな方法です。

しかし、帰納法だけではぜったいAならばBを証明できません。たまたまAが正解の例を集めただけど、どこかでCならばBというものがいつかは出てくるかもしれないからです。あくまで状況的にAと推論しているのに過ぎません。

「予測と検証」演繹法(Deduction)

演繹法の着眼点はAならばB(「A ⇒ B」)の太字部分です。Aならば(A⇒)という法則に着目して、B部分をみつけます。

事象Aと規則「AならばB」から事象Bを導く。このとき事象Aと規則「AならばB」を前提、事象Bを結論と言う。二つの前提(事象Aと規則「AならばB」)が真であれば結論(事象B)は常に真である。

解説の引用

絶対正しいという法則をもとにしてBを求めるので確実にBが求まります。
ただし、前提法則のAならば(A ⇒)が間違っていると、推論は全部崩れるので注意が必要です。

演繹法はすでにある法則をもとに結果を導きあることと言えるでしょう

「仮説」を生み出す推論 アブダクション(仮説形成:Abduction or Retroduction

アブダクションは初めて知った方法でした。言葉ははじめてでも結構みんなやってます。それは仮説をもつ方法です。

証拠をたくさん集めて推論する帰納法、一般法則から結論を推論する演繹法の弱点を補った方法ともいえるでしょう。

着眼点はAならばB(「A ⇒ B」)のAとBに着目し、ならば(⇒)にあたる法則予測して見つける方法です。

前提Aを疑うこともしてみて、角度を変えて帰納法を試してみたりする。
その点で帰納法と大きく違います。

少し難しいですが、一応解説を引用します。

結論となる事象Bと規則「A→B」から前提となる事象Aを推論する。逆行推論は、演繹法で結論となる事象と前提となる規則とから前提となる規則を導くものである。この推論は後件肯定の誤謬なので常に正しいとは言えないが、仮説を作る方法として帰納法とともに重要である。

解説の引用

まとめ:3つの方法(帰納法・演繹法・仮説形成)で推論しよう|今度はもう少しわかるようにまとめます

推論の本を読みましたが、まだまだよくわかっていません。もっと読み込もうと思います。分からないなりのまとめは次の通りです。

帰納法(インダクション)は「AならばB」のBとなる事象をたくさん集めて、「Aならば」の確からしさを証明し推論する方法。
演繹法(デダクション)は、正しいとされる「Aならば」の法則をよりどころにBとなることを推論する方法。
仮説形成(アブダクション)は、「AならばB」について、「Aならば」の法則も疑いつつ、Bになることも疑いつつ。「ならば」の部分を仮説を立てて検証し推論する方法。

うーん、うまく説明できない。すなわちまだまだ自分でわかっていないので、もう一度読みます。

#3行日記 :間違ってるかもだけど恐れず書いてみた

この推論の本は1か月以上前に読んだけど、まだ正しく理解できていない。読んでいただいた方には、よくわからないなぁという感想も持たれたかもしれません。すみません説明が下手でした。

他のネット記事を読むとわかりやすく書かれている記事もたくさんあり、理解して説明するのは難しいなと思いました。でもこうして記事を書くことは練習だと思い、いつかうまく説明できるようになりたいと思います。

図を描けばよかったのかな?がんばって文章は難しいですね。たぶんスルスルとスクロールしてここにいる方が多いかもしれませんが、最後のこの文を目にされている方はぼくにとって貴重な方です。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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