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Solano補強と、次なる一手

魔法の杖は存在しなかった。
あったのは金銭的な制約と現実的な選択肢。
それでも、何とか補強の第一歩を踏み出せた。
とりあえず安堵⋯。
そして、ひとまずは充分。


だいぶ遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます🎍
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます🙇

スプリングトレーニングの開始が約2週間後に迫る中、マリナーズが待望のFA補強を行いました。
契約したのはベテラン内野手の Donovan Solano で、契約内容は1年3.5Mです。

今回の補強は、昨年のLuis Uriasの補強を思い出させます。
UriasをBOSからトレードで獲得した時は、まだ2BにJorge Polancoを補強する前でした。
右打者のUrias、左打者のJosh Rojasのプラトゥーンコンビは、両者とも2Bと3Bを守れたため、彼らが2Bに回れば3Bを、3Bに回れば2Bを、という風に補強の選択肢を広げてくれました。


Dipoto PBOは、「彼のベテランとしての存在感、安定したパフォーマンス、そしてポジションの多才さは、我々のロースターに多くのものをもたらしてくれる」と声明を発表しましたが、3Bのレギュラーと明言するには至ってません。
これは、先日金銭トレードで獲得した左打ちのユーティリティプレーヤー
Miles Mastrobuoni にも当てはまるでしょう。
Mastrobuoni の場合はマイナーオプションが1年残っているので、来シーズン中はメジャーとマイナーの間を自由に往復させられる点が魅力的だったのだと思われます。

では、今後の補強の見通しはどうなるのでしょうか?
恐らく、左打者の Luke Raley と1Bでプラトゥーンを組める右打者として、
Justin Turner との再契約は最もあり得そうなシナリオです。
ただし、Turner のサラリーは8Mと予想されていますので、残る補強費が10M+α だとすれば、残りは2M+α。
αがいくらになるかによって、Justin Turner プラス もう1名の野手を獲るか獲らないかが決まってくるかも知れません。
もちろん、プロスペクトにもチャンスを与えたいので、Justin Turner を獲得して補強はいったん終了!となる可能性も充分考えられます。


もう1つのシナリオは⋯実現性が極めて低いのを承知の上で言えば、それはFAの1B、Pete Alonso とオプトアウト付きの短期契約を結ぶことでしょう。
NYMと複数年契約を望んでいたはずの Alonso ですが、長引いた交渉は不調に終わったようです。
NYMはOFの Jesse Winker と再契約するなど、すでにAlonso資金を分散させ始めています。

Alonso と契約を望むチームは現状いくつ存在するでしょうか?
TORはスラッガーの補強を目指しており、これまでも Alex Bregman や
Anthony Santander 獲得の噂が絶えませんでした。
SFGは大物FA選手に狙いを定めた補強方針で、やはりAlonso 獲得の噂がありました。
BOSは右打者のスラッガーを補強すると明言していますし、守備に難のある吉田正尚を来シーズンはOFで起用するとも言ってますので、Bregman か Alonso どちらかと契約する気は満々でしょう。


これら3チームは補強予算も余裕がありそうですし、そう考えるとマリナーズ はだいぶ分が悪いような気がしますね⋯😓
そもそも補強費も足りてませんでした🥲

でも、2026年は Haniger とGarver の計27.5Mも無くなるでしょうから、毎年オフのオプトアウト付き3年計90Mとか⋯オファーできないものですかね?
2025年のサラリーは、Justin Turner 用の資金に加え、 Luis Castillo のサラリーダンプトレードで節約できた資金を併せれば何とかなるんじゃ⋯いや、ならないか💦

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