
マリナーズ 2024-2025 オフの野手補強おさらい
まだまだ凍えるように寒い日が続いてますが、暦の上では立春を迎えました。
日本のプロ野球では、沖縄や宮崎を中心に一斉にキャンプが始まってます。
MLBでも、もうじきスプリングトレーニングが始まりますが、オフシーズンの補強はまだ続いています。
とは言え、ある程度ひと区切りついたという気もしますので、現時点における野手の補強、とりわけ1B、2B、3Bのポジションについて、おさらいしてみたいと思います。
まずはWAR3.0前後の選手達です。
FAでは Alex Bregmanが未契約のままですね。
古巣のHOU、DET、TOR、BOSあたりが有力候補のようですが、まだどうなるか分かりません。
Pete AlonsoもNYMとの再契約が既定路線と見られていましたが、なかなか折り合いがつかないようです。
そこでマリナーズ にもワンチャンあるのでは?🤔と思い続けてますが、
Luis Castillo のトレードがまとまらない限り、獲得資金を調達できそうにありません。
SP市場は、Jack Flaherty がDETと、Max Scherzer がTORと契約しましたので、次に人気が集まるのはSDPの Dylan Cease、Micheal King、
NYYの Marcus Stroman、MINの Chris Paddack あたりでしょうか。
そこに、Flaherty を逃したBALや、Cease 獲得の噂があるMIN、ローテの中位を担えるSPを求めている(かも知れない)SFG、CHC、LAD、NYMなどが参入してくると予想されます。
高額な契約を残す Luis Castillo の市場が動き出すのは、彼らのトレードが成立した後でしょうから、さらに時間が掛かりそうですね⋯。

次にWAR2.0前後の選手達です。
このクラスの1Bを獲得できれば良かったのですが⋯もう済んだことなので仕方ありません🥲
Jorge Polanco と廉価で再契約できたのは幸いでした。
3Bでどの程度プレーできるのか心配な点もありますが、まだ31歳ですし、本来得意である右投手相手に良い成績を残してくれるのを期待したいと思います。

次にWAR1.0前後の選手達です。
3Bは左投手を全く打てなかった Josh Rojasと、左投手に強い Donovan Solano が入れ替わる形となりました。
恐らく現状のロースターだと、Solanoは1Bで Luke Raley とプラトゥーン起用されるケースも多くなるでしょう。
ただ、理想を言えば、1Bにはフルタイムの選手を補強した方が良いと思います。
もし、そうなれば、控えはCのGarver、1B/2B/3BのSolano、2B/3B/SS/OFのMoore、1B/OFのRaleyと複数のポジションを守れるベテランが揃い、柔軟性のある起用が可能になります。
また、マリナーズ はDH専任の選手を獲らない方針を近年続けていますが、打撃力重視の1BとDHが揃って弱点になってる訳ですから、せめて1Bだけでも何とかして欲しい⋯😣と願わずにはいられません。

最後にWAR1.0未満の選手達です。
暗い話題が続きましたが、このレベルにこそマリナーズ の強みが秘められています‼️
まだAA以上でプレーした経験のある選手こそ少ないものの、CではHarry Ford、2B/SSではCole Young、Michael Arroyo、3BではBen Williamson らが、2025年のシーズン中に、いよいよMLBに昇格しそうな見通しです。
もちろん、昨年昇格した1BのTyler Locklear、2BのRyan Bliss、
OFのDominic Canzone らも引き続き成長が期待されます。
彼らは、24歳になったばかりのJulio Rodriguez と同年齢か、それよりも若い選手達が大半を占めています。
謂わば「ポストJ-Rod世代」です。
即戦力のベテランがいるに越したことはありませんが、例え経験不足でも伸びしろの大きい彼らが、これからのマリナーズ を背負っていきます。
そして、チーム創設以来、未だに成し得ていないワールドシリーズ出場を果たせるかどうかも、彼らの成長に掛かっているのです。
オフの補強は確かに充分ではなかったですし、物足りなくもありました。
しかし、多くのプロスペクトを流出させずに済んだことは、マリナーズ にとって結果的に「最善の策」になるかも知れません。
そうなってくれると信じて、明るい希望を持って、スプリングトレーニングの開始を待ちたいと思います😄
