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トイレの異称

11月10日は『トイレの日』。

1986年11月10日、日本トイレ協会によって制定されました。
日付は、「11(いい)」「10(トイレ)」の語呂合わせから。日本トイレ協会が開催した、「第1回トイレシンポジウム」の席で決定されました。

https://prtimes.jp/magazine/today/toilet_day/

ということで、今回はトイレの異称をご紹介します。
お食事中の方はのちほどお越しくださいませ。



御不浄(ごふじょう)

便類は不浄なもの、と呼ばれることから、「トイレ」のことも不浄・不浄場とされ、これに丁寧語として「ご・御」がついたのが始まりとされてます。

https://ssl.fcservice.co.jp/column/2007/07/post-2.html

手水(ちょうず)

《用便のあと手を洗うところから》便所へ行くこと。また、小便。
便所。手洗い。

デジタル大辞泉

雪隠(せっちん)

中国の雪隠寺にトイレ掃除好きな禅士がいて、トイレで悟りを開いた故、あるいは、青椿(せいちん)を便所のそばに植えて覆い隠し、その「せいちん」がなまって「せっちん」になったためともいわれる。

https://www.eiken.co.jp/modern_media/backnumber/miscellaneous/1395

厠(かわや)

川のような流れの上に簡単な橋のようなものをかけて用便を流していたため、「河[川]屋(かわや)」と呼ばれていたことが語源になっているようです。

https://www.rekihaku.city.yokohama.jp/maibun/mb14/tame15.html

昔は母屋の側に設けるのが一般的であった為、側屋(かわや)とする説もあるとのことです。

https://ssl.fcservice.co.jp/column/2007/07/post-2.html

憚(はばかり)

用を足す場所へ行くという行為は堂々と宣言するものではなく、人目を憚るものなので、「憚り=はばかり」と言うようになりました。

https://www.kanzai.co.jp/tips/2020

高野山(こうやさん)

和歌山市の作家、神坂次郎さんの著書『紀州の方言』によれば、「高野という語がカワヤ(厠)と響くところから、高野山ともじった」のだそうです。

https://www.nwn.jp/feature/201031nazo_koyasan/

高野山の僧侶は仏門に入るときに髪を剃ることから、髪を落とす、転じて紙を落とす、ということでトイレを表す隠語になったと言われています。

https://www.kanzai.co.jp/tips/2020

閑所/閑処(かんじょ・かんしょ)

用を足す以外にはすることがなく静かな場所であることから「閑所」と呼ばれるようになったと考えられています。

https://www.kanzai.co.jp/tips/2020


他にも「音入れ→おトイレ」という連想から「レコーディング」、頭文字が「W・C」になるので「西海岸(WEST COAST)」なんてのもあるそうです。

ちなみに私はたいてい「トイレ」と言い、お外では「お手洗い」と言っています。「便所」は昔からなんとなく抵抗感があり使ってません。

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