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ゲームのパッケージから見る日本と海外の違い ~PCエンジン編~

once upon a time……

ゲーム機メーカーの”三強”と言えば「任天堂」「セガ」「NEC」でした。
それぞれ、「任天堂はスーパーファミコン」「セガはメガドライブ」
そして「NECは『PCエンジン』」を掲げて覇を争っていました。

時代は流れ今や「NEC」も「セガ」もゲーム機の開発から退いています。
もしかしたら「『PCエンジン』? なにそれ美味しいの?」という方のほうが多いかもしれませんが、生暖かい目でお付き合いくださいませ。


ボンバーマン

日本版
海外版

1990年12月7日発売。
シリーズで初めて5人対戦ができるようになったり、現在まで続いている「ボンバーマン」のキャラクターイメージを統一した記念すべき作品。
だからなのか、海外版のパッケージもやたらと気合が入ってます。
リアルな描写はもちろんのこと、赤い不審人物を背後から狙っている青い不審人物という構図が秀逸です。


PC原人

日本版
海外版

1989年12月15日発売。
頭突きが攻撃方法の主人公を操作する横スクロールアクションゲーム。
任天堂が「マリオ」なら、こっちは「原人」じゃい!……とプッシュしていましたが、肝心のPCエンジンそのものが終わってしまい、そのまま歴史の闇へと消えていきました。


超絶倫人ベラボーマン

日本版
海外版

1990年7月13日発売。
世界の平和を守るため、とりあえず近所の平和を守る横スクロールアクションゲーム。
開始時の「ベラボー参上!」という掛け声が最高過ぎて、いまだに耳から離れない。
「ベラボー!」と叫びながら腕を伸ばして迫りくる敵を撃破する。


コズミックファンタジー2

日本版
海外版

1991年4月5日発売。
PCエンジンを代表するRPGシリーズの2作目。
主人公側は宇宙刑事的ポジションで、スペースな犯罪組織と戦うという当時のRPGとしては珍しいストーリー。
そして、にゃんとびっくり令和の時代にswitchで移植版が発売という暴挙、いや快挙を成し遂げました。
海外版のパッケージは、まあ、その、いかにもって感じですね。


ダンジョンエクスプローラー

日本版
海外版

1989年3月4日発売。
最大で5人までの同時プレイが可能なアクションRPG。
日本版のパッケージでも十分海外で通用しそうなのに、海外版は何故かシュールなアート作品みたいになってます。
微妙にキャラクターが光っているのがジワる一品。


ファンタジーゾーン

日本版
海外版

1988年10月14日発売。
やわらかい曲線と色とりどりのパステルカラーが特徴の横スクロールシューティングゲーム。
海外版は現代アート作品みたいになっていて、ゲームのパッケージには見えないのが素敵です。


魔神英雄伝ワタル

日本版
海外版

1988年8月30日発売。
アニメ『魔神英雄伝ワタル』の横スクロールアクションゲーム。
ちなみに『魔神英雄伝ワタル』は私の幼少期を語る上で外せないほど大好きなアニメ。
な・ん・で・す・が、海外版が酷い、酷過ぎる。
なんじゃこのワタルのコスプレしたオッサンは。
なんでも、ゲームの内容はそのままに海外版は設定を独自のものにしたそうな。
竜神丸というロボットが、海外版だと主人公がまとうパワードスーツに変更とかやりたい放題。
グラフィックがドット絵だったからできたパワープレイですね。


今回は以上です。
『魔神英雄伝ワタル』が突出していて他は前座みたいになってしまいました。
私が外務大臣だったら国際問題待ったなしでしたね。いやマジで。

掘れば掘るほど出てくる日本と海外で違うゲームパッケージ。
次回もまたご期待ください。



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