新米ベトナム駐妻|支払いはQRコード決済が便利
ベトナムといえば、フォー!バインミー!バイク!雑多な街並み!という印象が多いと思うのだが、私がこちらで生活していて驚いたのは、どこでもQRコード決済が使える、ということである。
日本でいうPayPayなどの、○○Payが、こちらではQRコードを読み取るだけで完了する。こちらから見せるタイプではなく、お店のQRコードを読み込むのだ。
銀行の口座と直接つながっていて、いわゆるデビットカードに近い。手数料はかからない。多分。少なくとも利用者は。
銀行口座がないと使えないのだが、銀行口座さえ開設できれば、誰でも使うことができる。
カフェやスーパーではもちろん、デリバリーのお兄さんや、タクシー、お仕立てのお姉さんまで、みんなQRコードを持っている。そして、だいたいは、待ち受けにしている。
支払い方法は簡単で、QRコードを読み取って、値段を入力、顔認証して完了である。
電波の弱い建物でも、お店には必ずWifiがあるので、それをつなげばok。
ハードルは値段を入力するのに、0の数が多すぎて間違っていないか確認することぐらい。
Zalo(ベトナムでいうLine)などのメッセージアプリで、QRコードを送ると、本人でなくても代わりに支払うことができる。メッセージアプリ上で、スキャンするボタンが出てきて、それを押すだけなので分かりやすい。
私が銀行を開設するまで、大きい支払いは、夫にQRでしてもらっていた。例えば、浄水器やまとめ買いのデリバリー、外食などである。
〇〇時くらいに払う予定があるので、よろしく。また電話するね。と言って、メッセージを送り、遠隔で払ってもらう。そして、支払い完了の画面をスクリーンショットしてもらって、お店の人に見せるのだ。
簡単、便利。
友達との割り勘も、銀行送金で気軽にできる。
これは楽天ペイやLine payと同じようなものだ。でも、相手が同じアプリを持っていなくても、銀行口座さえもっていればいいので、より簡単なような気がする。
ただし、支払いに手間取っているベトナム人をよく見かける。
電子決済にもたついているせいで、長い行列ができていることも多々ある。
けれど、それにイラついている様子はあまり見かけない。レジが急かしてくることもあまりない気がする。
なんとなく私も、別にそんなものかなー急がなくてもいいかーなんて、ベトナム時間に慣れつつある。
とにかく、何に一番驚いたかというと、地元民が行くような市場でも使えることである。床に野菜を並べているようなおばちゃんにすら、QR支払いができることが多い。
デジタルと昔ながら感が融合していて、いかにもベトナムっぽい。