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新米ベトナム駐妻|暇でしょ?と言われて落ち込む日

海外駐在する夫に帯同することを決め、日本から離れた土地で生活している妻たち。それが私たち駐在妻である。

駐妻、という言葉にも慣れた私だけれど、最近言われて嫌な言葉がある。それは「暇でしょ?」という言葉だ。

駐妻の多くは専業主婦である。夫の会社が、妻の就労を禁止しているところも多いし、ビザの関係もある。

お掃除もキーパーさんが来てくれたりするし、子どもが幼稚園に行っている間とか何してるの?

日本で共働きしている時に比べて絶対暇でしょ?

その時間に色々できていいね。

暇なのになんで、シッターさんとか雇うの?

そんな風な言葉が周りを飛び交うことはよくある。

これは決して、うちの夫だけが口にしているわけではなく、色んな友達と話している中で夫にこんなこと言われたんだよね…と話題にあがるのだ。

暇でしょ?に対する答えは、

えぇ、えぇ、暇ですよ。と言うしかない。

けれど、本当に暇で、暇を純粋に楽しんでいるだけの人ってどれほどいるのだろう。

買い物や料理、子どものお迎え、家での生活、どれをとっても日本とは違う。滞在している国によってかなり変わってくるだろうけれど、どこにいたって、初めは慣れない。慣れないことを頑張ってしても、目には見えない。

常に、自分以外の誰かのことを考えている。

自分のことをするには、不慣れで。

誰かに助けて欲しいけど、それにはお金も探す手間もかかる。

好きなことをするために、夫の承認がいる。

そもそも、暇=時間がある=良いわけではない。

時間があって、自分の好きなことができる=良いのであって。時間があるのに、好きなことができないストレスたるや。

慣れない土地で仕事をしている、夫たちが一番頑張っているのは、駐妻が一番よくわかっている。

だから、駐妻も、慣れない土地で頑張っているんだよねって、夫たちに一番言われたいのだ。

先輩方をみていると、みんな楽しそうで、こんな気持ちになるのって新米のうちだけかもしれないなとも思う。というか、私だけなのかもしれない。

最近寒いし、空気も悪いから、日光不足なのかも。

さ、せっかくの海外生活、楽しみたいのでピラティスとかしようかな。