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新米ベトナム駐妻|動物園でたくさんの鳥と猿をみてきた話(象や虎もいた)
秋のハノイは、気温がぐっと下がって過ごしやすい。そのうち来るらしい、冬の大気汚染の前に、少しでも外に出て遊んでおこう!という気になったので、先日は動物園に行ってきた。
涼しいとはいえ、日中の日差しはまだまだ皮膚がじりじりするほど強いし、気温も高いので、9時前には出発。
8時には開園しているらしい。
場所は、キンマー通り。TOMIBUNのあたりから、ハノイ文庫のあるVタワーよりも西側まで広がっている。とても広い。
入口は3か所ぐらいあるらしい。私たちは、西の端の入口から入っていった。
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チケット売り場のおばちゃんに、声をかけて、チケットを買う。英語は通じないが、値段はしっかり教えてくれるので大丈夫。
大人20k、子どもは10kだったと思う。現金とQR振り込みが使える。
中に入ってみると、噴水があったり、風車がぶらさげてあったりで娘はおおはしゃぎ。
動物園特有の、獣臭みたいなものはあんまりない。
おじさんがいたるところで、飴みたいなものでキャラクターを作っている。
私にはこれが食べ物とは到底思えなかったのだけれど、夫は飴でしょ、食べられるよ。と言っていた。食べられないでしょ…。
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1歳半ならもうここで十分楽しめるよなーと思いながら、まっすぐすすむ。
すると、右手に大きなスペースがあり、そこでおそらくダチョウが歩いていた。私は初めてダチョウをみたので、すごくテンションが上がってしまったが、娘は怖そうな顔をしていた。
その横には、たくさんの鳥。左手には遊園地のアトラクションがずらっとならんでいた。車にのってぐるぐる回る遊具と、メリーゴーランド。
娘は鳥よりもアトラクションに乗りたいらしく、そちらに走って行ってしまうので追いかけるのが大変であった。
なんとか進むと、違う入口のほうに出てきて、行き止まりだった。
またしても、アトラクションと鳥の間を抜けて、初めの入口を今度は右に曲がる。
こちらが正規ルートなのか、人が多かった。
るんるんで歩く1歳半女子。
周りには、ベトナム式の座るタイプのベビーカーキッズがたくさんいた。ベビーカーでも十分回れる、道のきれいさである。
キッズたちが集まっている場所にいってみると、そこには鹿がいた。キッズたちは鹿に餌の人参を与えていたのである。おばちゃんが、人参や何かの葉っぱを切って、売っていた。
奈良の、鹿に鹿せんべいをあげたら手まで食べられたことを思い出しながら、ハノイの鹿が人参を食べるのを見ていた。
みんな楽しそうである。
また少し歩くと、たくさんの鳥とぐるぐる回る車とメリーゴーランドの馬がいた。
右手に池が見えてきて、視界が開けたなと思ったら、またキッズたちの集まる場所があった。
象がいた。
2匹か3匹の象がゆったり歩いていた。
象って、東南アジアにもいるんだなーと思ったけれど、よく考えたら東南アジアにこそ、いるものなのかしら。ケニアに行ったときに見た象の群れよりもずっと小ぶりに見える。
気になったので、ウィキペディアで調べてみると、アジアゾウとアフリカゾウというのがいて、アジアゾウはアフリカゾウより1mぐらい小さいようである。
アジアゾウの歩行、という動画がアップされているが、これはなんだろう。
アジアゾウは鏡に映った自分を認識する能力があるらしい。賢い。
ウィキペディアを読めば読むほど、象がかわいく思えてきた。行く前に、ウィキペディアを読んでいたら、もっと楽しめたかもしれないと、少し後悔している。何事も、事前に知識をいれておくことは大切である。
ちなみに、動物園内の動物の説明は、ベトナム語で少しだけ書いてあるので、Google翻訳で読むことはできる。
さて、ウィキペディアからトゥーレ公園に戻って、少しまた進むと、猿ゾーンがあった。おそらく少しずつ種類の違うお猿たちがいて、それぞれ別のスペースにいた。
その近くにうさぎもいた。ただしこちらは、商品である。なんだかとても可哀そうなので、足早に通り過ぎた。
飴作りのおじさんと、ぐるぐる回る車を見ながら歩くと、次に現れたのは、虎だ。
他の檻とは違って、かなり頑丈につくられていそうだった。実は虎をじっくりみたことがなかったことに気が付く。
娘は虎よりも、坂道で走るほうが楽しいらしく、全く見ていなかったが、私と夫は興味津々だった。彼または彼女にとっては小さすぎる檻にいれられて、可哀そうではあったが、それでも悠々と歩いて、十分に怖かった。
さらに進むとTOMIBUNの近くの入口にでた。
ここからおしゃれに装飾された橋を渡って、池の上の島に渡ることができる。カメラマンのおばちゃんたちがいて、写真とったげるよー(もちろん有料)と言われた。
池では、大きなボールの中に入って、水の上であそぶアトラクションが体験できるようであった。語彙力不足で説明できないが、日本でも最近よく見る、水の上を透明なボールの中に入ってころころする、アレである。
橋を渡っていくと、たくさんのお猿がいた。
1匹すごくファンサービスのいい子がいて、檻の外に長い手を伸ばしたり、いっぱいジャンプしたりしていて、何人もそこで写真を撮っていた。
ところどころにお店があって、カップのお茶が売っていたりアイスやペットボトルの水も売っていた。
木陰のベンチが空いていたので、そこに座って、アイスを食べて休憩した。
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近くに、おそらく日本でいうミルクせんべいみたいなものが売られていた。
ミルクせんべいが好きすぎて、自宅であのカラフルなせんべいとを買って、練乳は高いので自作して、屋台ミルクせんべいを再現していた私は、すごく食べてみたかったが、そこにハエとアリがたかっているのをみて、やめておいた。もう少しきれいだったら絶対買っていた。
ソーセージはかなりおいしそうだった。
どういうあれか、敷地の柵の向こう側におばあちゃん達がいて、売っていた。無許可なのだろう。
昼になると、シートとランチをもっているグループがいた。確かに、ピクニックにきても良いよなと思う。
合計2.5時間くらい、しっかり楽しんだ私たちは、帰宅してご飯を食べて、3人で爆睡した。
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