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12月22日(日)やまぐち五感プロジェクト「バスケットボール編」開催します!
こんにちは。編集者の池口祥司です。
「やまぐち五感プロジェクト」第3弾は、日米通算13年間プロバスケットボール選手として活動されたあと、現在はバスケットボールの指導者として活躍されている中川和之さんをお招きして開催します。
【12/22(日)13:00】山口ミライ共創ラボ「やまぐち五感プロジェクト」バスケットボール編
【日程】2024年12月22日(日)13:00〜16:00
【会場】KDDI維新ホール & 小郡ふれあいセンター
【料金】一般:3,000円 学生以下:無料
【内容】
(前半)講演+山口大学の学生によるインタビュー
(後半)ボールを使って、バスケットボールを体験しよう!
中川さんは私が中学1年のときの先輩で、当時は3年生のチームが強すぎて、1年生はなかなか体育館を使えず、記憶がたしかであれば、学校の池の掃除担当をしたこともあったように思います……。
中学校で全国2位となったあと、下関市の豊浦高校に進学され、その後は専修大学へ。中学校でお世話になって以来、数回しかお会いしていなかったこともあり、事前インタビューではあれこれと質問させていただきました。
事前インタビューについて、山口大学国際総合科学部3年の當田悠貴さん、よろしくお願いします!
■中川さんのプロフィール
![](https://assets.st-note.com/img/1734496762-nKi6SVM1guJkoebXGNarU8ZQ.png?width=1200)
■レノファ山口好きが、元プロバスケットボール選手に「長崎のスポーツの今」を取材
山口大学国際総合科学部3年の當田悠貴です。
いきなりではありますが、私の大学生活の生きがいはレノファ山口を応援することです。おそらく山口に住んでいらっしゃる方であればレノファの存在は周知の事実であるかと思われます。私はお隣の島根県の出身ですが、大学に入る前からその存在は認知していました。しかし本格的に観戦するようになったのは大学入学後からで、今ではすっかりその魅力の虜になってしまい、現在では生活の中心にレノファがあり、応援するサークルを自分で立ち上げるなど、レノファを通してスポーツを通じて山口を、日本を盛り上げたいという気持ちが日に日に高まっています。
そんな中、今回、「やまぐち五感プロジェクト」において元プロバスケットボール選手の中川和之さんにお話を伺う機会を得ることができました。
中川さんは坂本龍馬の「変革者」としての姿に共感し、将来の日本代表の金メダル獲得に貢献する夢を叶えるべく、長崎に移られました。その中で鎖国時代でも唯一世界と繋がっていたこと、坂本龍馬が亀山社中を設立した地であることなどから直感で縁を感じ、世界との交流が不可欠な未来の日本代表を育成するのに最適な環境を作りたいと決意して現在も長崎でご活躍されています。
現在競技は違えど、スポーツの力で街を盛り上げたいという気持ちは一緒のはず。アメリカや日本各地でたくさんの経験をされた中川さんへのインタビューで伺った“スポーツによる地方創生”。意外な話や面白い経験など、たくさんのお話を中川さんから伺うことができましたが、今回はそんな私たちの会話を一部抜粋し、みなさんにお届けしたいと思います。
これを機にスポーツの持つ可能性を再認識していただき、みなさんが地元やお近くのスポーツチームを応援することで街が活気を取り戻すきっかけになればと思います。
■長崎に新たなランドマークが誕生
Q:長崎スタジアムシティ(サッカースタジアム、アリーナ、商業施設などが一つとなった長崎の新たなランドマーク)ができましたが、今後の長崎のバスケットボールにはどんな影響があるとお考えですか。
長崎ヴェルカ(プロバスケットボールチーム)は元々佐世保にあったんです。それがスタジアムシティのアリーナができたタイミングで長崎に引っ越してきて、収容人数6000人の体育館になって、それが全部埋まっているんですよ。作ったけど結局足りないっていうぐらい人が入っています。ほとんどの人が見に行っているんじゃないかくらい盛り上がっていますね。
箱(アリーナ)もできて、人も来てV・ファーレン長崎(サッカー)もJ1に上がろうとしていて、ジャパネットさんが思い切って900億円出してくれたおかげで街自体が変わりつつあります。スポーツの力で人口流出も抑えていけるかもしれないし、魅力ある街だったら企業も増えるから、結局就職も県外で出る必要もなくなったりするかもしれない。長崎はこれからぶちあがっていくような気がしますね。
■なぜ、長崎のスポーツは盛り上がっているのか
Q:ほかの地域で同じことをやっても失敗するケースもあると思うのですが、長崎の成功の秘訣は何だと思いますか。
バスケットボールに関しては長崎ヴェルカが1部だったのが大きいと思います。あとは日本代表の選手たちがW杯、オリンピックで活躍したことで、バスケットボールの知名度があがったことも影響しているかもしれません。あとは、V・ファーレンが絶好調なのもあって、いろいろなもののタイミングがぴったりと合ったことで、ここまでの盛り上がりになったような気もします。
Q:それだけ盛り上がっている中で、街はどんな様子なのでしょうか。
面白いのが、普段生活していて、バスケットボールが盛り上がっている感じはあまりないんですよね。ただ、試合の日だけいきなり人がどっと来る感じです。商店街のあちこちにポスターが貼ってあったり、グッズを売っていたりするわけでもなければ、バーに行ったらみんな長崎ヴェルカの試合を観戦しながら飲んでいるとかそんなこともないと思います。にもかかわらず、試合の日になったら全員応援に行くという、謎のウェーブが起こっています。
■長崎から山口が学べること
いかがでしたでしょうか。
これはインタビューのほんの一部ですが、私は長崎という「風土」において地元スポーツの花が盛大に開花している様子を詳しく知ることができました。それと同時に、バスケもサッカーも、多くの長崎県民がこれほどまでに熱狂して街中で盛り上がっていることへの羨ましさと、同じ地方都市として負けられないという一種の悔しさ、山口でも同じ現象を巻き起こしたいという憧れを抱きました。
ただ、私たちは“レノファ山口を応援する学生団体“という独自のものを持っています。この点において私たちは先駆者となれるとも言えるため、これからどんどんやったことないこと、経験したことないことを積極的に企画し、挑戦していきたいと感じました。
中川さんは“バスケ界の坂本龍馬“となるために様々な想いを持って長崎で新たな道を切り拓かれています。現在長崎では地元のスポーツに携わる人がどんどん増えており、その熱はとどまるところを知らず、今、長崎スタジアムシティを中心に実際に圧倒的な効果が表れています。それは周りの人を熱狂の渦に巻き込み、たくさんの人々の「感性」を刺激し、この街全体を盛り上げてやろうという気概であふれているように私は感じました。中川さんも間違いなくその立役者の一人です。
これからも長崎では街もスポーツもどんどん盛り上がりを増すでしょう。そして私たちはこの長崎を一つのお手本とし、山口で何ができるのかを学び、より多くのチャレンジをしていくことができます。山口にもサッカーチーム、バスケットボールチームがあり、それ以外の競技にも人生を捧げている人もいます。スポーツの持つ力は無限大です。私は中川さんと同じようにスポーツで未来を変えたいんだという志を持つ人間として、残された学生生活で自分の好きなレノファや山口のためにできることや、もっとその先の人生の生き方についてたくさんの学びと知見を今回得ることができました。
遠く離れた長崎と山口ですが、また中川さんとこのような実りあるお話ができることを切に願っています。
【12/22(日)13:00】山口ミライ共創ラボ「やまぐち五感プロジェクト」バスケットボール編
【日程】2024年12月22日(日)13:00〜16:00
【会場】KDDI維新ホール & 小郡ふれあいセンター
【料金】一般:3,000円 学生以下:無料
【内容】
(前半)講演+山口大学の学生によるインタビュー
(後半)ボールを使って、バスケットボールを体験しよう!
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今回の記事を書いた人