初心者向け!簡単なボディの描き方Ⅰ 〜両脚重心ポーズ〜
ファッションを勉強をする人たちにとって、避けて通れないのが「ファッションデザイン画」。しかし、絵の分野はなかなかハードルが高くて苦手な人が多いのが現状。。。
しかし、本格的な絵の知識や技術がなくてもファッションデザイン画やイラストは描けます!
この分野での重要ポイントは、「絵を上手に描く」事ではなく、「自分のアイディアを相手に伝える」こと。そりゃ上手に描ける方がいいには決まっていますが、せっかくのアイディアを苦手意識のせいでアウトプットできないなんてもったいないと思います。
「上手に描く」ことよりも、アイディアを正確に伝えられるポイントをしっかり理解してチャレンジしてみてください!
目指すはこの形!簡単です!!
線と○と□しか描いていません。。。これに絵の上手い下手とか関係ないですよね。。。
準備するものはA4の紙、定規、筆記用具のみ!
まずは、紙の中心にCL(センターライン)を引きます。そして、紙の上部から1.5㎝にヨコ線を引き、3㎝間隔で9本の線を引きます。(番号を振って起きましょう)
服をデザインする上で不可欠なパーツの案内を入れます。
①2~3の1/2のところにSL(ショルダーライン)、②SL~4番の線(WL・肘になります!)の1/2のところにBL(バストライン)、4番の線の下に同間隔でHLを取ります。その他は5が股・手首の位置、7がKL(ニーライン)、9がAL(アンクルライン)になります。案内線は以上!!
この線の上にボディを簡単なフォルムで描いていきましょう!まずは上半身から。
①頭部の形は縦長の楕円形(細めがおすすめ)、タテ1/2の位置の目の案内線、耳を入れておきましょう。
②首はSLまで直線で。
③肩幅は頭部のヨコ幅と同じ
④ウエストは細く!
⑤腰幅は肩幅と同じ
上半身は以上!続いて下半身です。
①脚は腰の少し内側からALまでまっすぐに。
②7の上に膝頭を描く。(ファッションデザイン画なので、膝下を少し長めにすると足長さんに見えるので)
③AL上に足首を
④足は台形を2つ突き合わせたような形でOK。
⑤股の位置はファッションデザイン画ではとても重要です。5の線をマークしておきましょう。
最後に腕です。
①SLに肩(上腕の付け根)を追加する。
②腕は5の線までまっすぐに直下。
③手首の骨となる○を描いてー
④4のWLに肘
⑤5の股と同じ位置から手を描きます。これも台形が突き合わさった形でOK
これで全身が描けました!あとは、肉付けしながら自分の好みに合わせた雰囲気に描いていきましょう。ファッションデザイン画では、衣服の着装を前提とするので、あまりリアルに肉付けしなくてもいいと私は考えています。
どうでしょう?先程描いたボディに丸みを帯びさせただけです。デザイン上大切となるBP(バストポイント)、肘、膝の位置はしっかりマークしておきましょう。
これに好きな服を着せて、
ペン入れして、
マーカーなどでラフに着色して完成!!
いかがでしょう?
簡単ですが、シンプルで見やすいですよね。ファッションデザイン画は伝達ツールなので、この程度でも十分かな?と思います。
これを基本として、バリエーションを付けていくことによって、表現の幅がどんどん広がっていきますので、慣れるまで練習してみてください。
ではまた。