【名言】小暮さんそれは違います…
「小暮さんそれは違います。人を裁く権利は我々にはありません。私たちの仕事は、ただ、事実を導き出すだけです。」
by古畑任三郎(田村正和・演)(1994年『古畑任三郎』1st season12話『最後の挨拶』より)
前にも書いたけど、やっぱりよかったのよ~ドラマ『古畑任三郎』が!!
んでこの回、ゲストとなった犯人役が菅原文太さんというね。
菅原さんが演じたのが古畑の上司であるベテラン刑事、小暮。小暮は家族を過去に殺めたにもかかわらず無罪となった灰原という男を殺害。古畑にトリックを見破られたあと、初めて「タバコ、いいですか?」と敬語で”上司”ではなく”犯人”として語り始める小暮。
「灰原は人間の屑だ、わかってくれ。俺が法に代わって・・・」
そう言おうとした小暮の言葉をさえぎって、古畑は上記の言葉を投げかけた。古畑のその言葉に刑事としての強い矜持を感じたのか、小暮は親のような笑顔を向ける。そして語り掛ける。
「古畑くん、納得いったよ。君に拳銃は必要ない」
古畑は、「嬉しい…最高の誉め言葉です」と敬礼を返す。
言葉と言葉の間や、声のトーンが生む重厚感。大物俳優同士の絶対領域の演技合戦。引き込まれに引き込まれるシーンでした。
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