久しぶりのブックレビューでございます。10月については読書はお休みしておりまして、年末の動画作成に向けて一年間で撮りためたスマホの写真や動画を見返しておりました。この作業が動画の質を大きく左右するので、ここは絶対譲れませぬ笑
話を本題に戻し、今回のブックレビューは『ネット・プロモーター経営』、いわゆる『NPS』の本です。もともと興味のあるテーマではあったのですが、読んだきっかけは10月で異動になった異動先の拠点長との面談で「おすすめの本は?」と聞いたときに薦められたから。人に対しておすすめの本を聞くと、間接的にその人の考え方とか重要視していることがわかるから、我ながらいいきっかけだったと思う。ちなみに薦められたもう一冊の本は稲盛和夫さんの『生き方』!!!僕の人生のバイブルでございます。大枠の考え方が一致する拠点長で嬉しいわい。
さてこの本、
『NPSの本質は<ネットプロモータースコア>ではなく<ネットプロモーターシステム>である。フィードバックに向き合い、顧客志向に変えていくクローズド・フィードバック・ループを運用することが肝となる』(P2)
とあり、要は単純な測定を目的としているのではなく、会社の在り方の改善のきっかけにするべし、みたいなことが主旨となっていて、そのために守るべき原則や注意点も詳細に記載されていました。行ってみましょう。
序章:スコアからシステムへ
第1章:悪しき利益と良き利益、そして究極の質問
→良き利益を求めるという企業の在り方が必要であり、その実現に向けてNPSが誕生したと。あと、スコアの分布がかなり勉強になった。当たり前だけども業態・業種によってNPSはバラツキがあるものよね。
第2章:成果を測定する基準
第3章:NPSが利益ある成長をもたらすメカニズム
→NPS浸透のためにはざっくりした綺麗事ではなくとにかく経済性の理解だと。改めて、否定的なコメントの威力たるや・・・。
第4章:エンタープライズの物語~意味のあるものを測定する~
第5章:NPSを測定するには
→この章、かなり濃密だった!
NPS測定のポイントの中では5)6)7)あたりが印象的。とにかく『測って終わり』にせず、主体的に意識できる環境を作ることと、あと実態より高い数値になるように操作しないことが重要よね。ん・・・うちの会社、できているかな苦笑
あとP169にあった、『推奨者の分け方って適切?』みたいなやつ、、、、めっっっちゃ納得感あった。
第6章:NPSで成果を出すということ
→省略
第7章:経済性と動機付け:二つの欠かせない柱
→NPS浸透に向けてはその重要性の周知が肝要で、それと続けることは結局企業の在り方を説き続けることになる、みたいな章ですな。こういう、ビジネスを学ぶと結局哲学に行きつく、みたいなのが好き。
第8章:顧客との「クローズド・ループ」を回す
第9章:長期的な変革に備える
→個人単位だけでなく、組織化することが大切よな。中でも、CEO直属をリーダーにすることが社内へのメッセージになるってなかなかクリティカル。
第10章:ネット・プロモーターの最前線
さてさて拠点長から薦められたことをきっかけに、11月末も、学びましたよ。結構ボリューミーな300ページ越えの本だったけど、いい感じでした。
年内のブックレビューはこれで最後かな。明日からはいよいよ動画作成へ。掃除機も買いたいし、ふるさと納税も考えなきゃだ。やりたいことに溢れた生活、たまらんですな。僕の人生のNPSはなかなか高いぜよ。おあとがよろしいようで。