見出し画像

【名言】辛かったり苦しかったりしても…

「えー……あとあのー、生放送で、毎週20年間出させていただいて、テレビに出ている僕ですけど、SMAPでもつらかったり、苦しいときがあって、、そんなときに、笑ってなきゃいけないのがつらいときもあって、、、『笑っていいとも!』って言うのがつらい苦しいときもあったりするんだけど、、、始まったら笑顔になってる自分がいて、苦しかったりするときに昼間にいいとも見ると、あっタモリさんやってたりみんなまたやってるって、、、
ごめんなさい、ほんと、、、ほんっとにありがとうございました。
タモリさんこれからも、辛かったり苦しかったりしても、笑っててもいいかな?」by香取慎吾(笑っていいともグランドフィナーレ)

香取慎吾は掴みどころのない人間だ。
一見明るくにこやかで元気なようで、実は瞳の奥に物凄く複雑な寂しさを抱えていそうな、そんな人間。恐らく幼い時からの芸能生活、アイドル活動をきっかけに、心をオープンにする機会が少なかったんだろうと思う。人に壁を作りがちで、本当の心を打ち明けることはおろか、人と携帯番号を交換することすら苦手。

そんな香取慎吾は、まさに20年という時を『笑っていいとも!』で過ごし、タモリさんの背中を見続けてきた。同番組とタモリさんに世話になり続けてきた香取は、勿論最終回にも出演。冒頭の言葉はその感謝のスピーチから抜粋している。
番組での遅刻を謝り、番組やタモリさんへの感謝を語るうちに、内に秘めた番組終了への怒りも垣間見せる香取。そしてそのあと、香取はさらけ出す。
苦しい時に『笑っていいとも!』は自分の心の支えになり、この場所は自分の大切な居場所であったと。

香取のなにもかもを許し、受け止めてきたタモリさん。冒頭への問いかけには勿論笑顔で「いいとも!」と答え、その言葉に香取は心からの笑顔を見せるのだった。


いいなと思ったら応援しよう!