23年の3月上旬に受けた会社の昇格筆記試験に受かった後、尊敬する上司のIさんから5冊ほど本をお譲り頂いた。面接まで残り4か程度となったタイミングだったが、「二次試験となる面接に向け、管理職の在り方の勉強になるから、1冊30分でざざーっと読んでみて!」と。結果、、、2冊目に読んだこの本が面白くて何度も読み返してしまい2冊しか読み切れなかったwww
この本、面白い。“天才”と思っていた孫正義氏が意外にもシンプルで法則性のある経営方法を使っていた気づき。そして本を譲ってくださったIさんの普段の仕事ぶりともかぶる点が多くあった点(のちにIさんに聞くと、本をきっかけに実践したというより、もともとそうした仕事の進め方をしており、本を通じて確信に変わったので継続している、とのことだった)。『わらしべ戦略』、『ナンバーワン戦略』、『くじ箱戦略』、『週間化』・・・数々のキャッチ―な戦略名も心躍らせてくれる。さてさてレビューしてみましょう。
第1章:3大基本戦略
→第1章の中身が濃ゆい!!笑
ADSLの例をもとに、3大戦略がとてもわかりやすく記載されていた。そしてくじ箱戦略の実用例としての理想の結婚相手探しの方法、妙に説得力があった(笑)
また、くじ箱の『当たり』について、妥協しないで引き続けることについては凄く納得。途中の小さな成功(本来意図していた大きな成功ではない)ものを得た時に終わりにしたくなるけど、それは即ちそのあとに訪れる大きな成功を捨てることでもあるのよね。うん、『決断を先延ばしにする気持ち悪さに耐えよ』、染みました。。。
第2章:数値化&週間化術
→明確な目標を持つことで、脳が勝手にその回路を作っていくって面白いなぁ。でも稲盛さんの『生き方』にも、マークフィッシャーさんの『成功の掟』にも、目標について強く願うことの大切さは解かれていたから納得。
あと、人に会うとか戦略発表をするスケジュールを先に組んじゃうのはエグいけど、僕も最近そうしている。それに向けて資料を作らざるを得なくなるからね(笑)
そいでそいで、『週間化』も凄く好き。僕は休刊日を『週2日』と設定しているけど、これもいろんなスケジュールに合わせて計画を実行しやすくなるから。あ、スケールが小さすぎるね笑
第3章:人の力を借りる技術
→孫さんは自分ひとりの力に頼らず、人の力を集約することに長けていたんだなぁ~。
本の著者に会いに行く、はとても衝撃だった。曰く、本に連絡先とか書いている著者は連絡することに関しウェルカムだからどんどん話を聞きに行けと。え、岩田松雄さんとかにも会いに行っていいの!?これ、、、やってみようかな。
あと、ブレストで言い出しっぺになるって大切よね。これを上司がよくやってくれているのよ。僕は、単純にアイディアが浮かばずに黙りこくっちゃうことがあるけど、是非習得したい技術だな。
第4章:プロジェクトマネジメント術
→これも僕の上司のK部長やIさんがめっちゃやってるわぁ~~震えた!定例会で『交通整理』したり、メンバーに仕事割り振った後も投げっぱなしにならず進捗確認したり。あと、会議中に議事録を共有しながら作るのはね、実は僕今やっていますよ。んで、K部長やIさんからよく褒めてもらえる。認識のズレを防げるとはまさにその通り。その目的でやり始めたのよね。
目指せ孫正義。
第5章:問題解決術
→アイディアの発想法についてはそれ用の本を確か持っていたからまた読んでみようかな。安眠法は、、、僕は小心者だから、これをやっても不安で眠れなかったりするのよ苦笑
いやぁ~染みましたよ、この本。今の僕にとても必要な、実務的な本だった。
稲盛さんの『生き方』や岩田松雄さんの『ついていきたいと思われる~~』、松下幸之助さんの『素直な心になるために』などのような、人としての在り方の大切さを説く本を読みながら、こういうテクニック論も身に着けていきたいな。
まだまだ読みたい本がたくさんある!時間が足りない!笑