普段スポーツやらエンターテイメントやらの中ではぶっちぎりでプロレスか格闘技のことばかり書いている僕ですが、今回会社の先輩に勧められたことをきっかけに、野球関連の本を読んでみました。WBCの監督を務めた、栗山監督の本ですな。実は石ころ、小学生時代は学校終わりに草野球に興じていた時期もちゃんとあるため、野球のルールとかは曲がりなりにも知っておりますのと、一時期は父と毎日プロ野球中継を見ていましたのと、プロ野球カードを集めていた時期もありましたことをここに告白いたします笑
この本はタイトルからはWBCの監督自体のことが満遍なく書かれていることを想像するかもですが、苦境の病気や現役時代、道が開けるきっかけとなったキャスター時代、恩師やあの大谷翔平との知られざるエピソードなどを通じ、栗山さんの“人生観”が語られる豪華な自伝となっております。曰く、
気持ちいですなぁ!レビュー行きます。
第1章:信じ切るということ
→染みるねぇ。
大谷翔平をドラフト指名する時の個人的なやり取りの描写が面白かった。『翔平はあのときも、何も言わず、じーっと僕の目を見て、しっかり話を聞いていました』だって。大事な決断の時、真実を見極めるための言動なんだろうね。
あとは上述した内藤博文さんの言葉とか、『縁尋機妙 多逢聖因』とか、マジでステキな言葉をありがとう!って感じ。
第2章:ダメな自分をどう信じるか
→ダメな時にも価値があるってほんとそうだよね。ダメだからこそ、なんとかしようって頑張る原動力になるというか、現状を見つめなおすきっかけになるというかさ。
あと、『悪いことは自分のせい、いいことは誰かのおかげ』は名著『ビジョナリーカンパニー2』の『窓と鏡』の話とめちゃめちゃ共通する考え方だし、WBC優勝時に考えた「こうやって人はダメになっていくんだな」なんて、どんだけ人格が優れてるんだろうって感じだわ・・・。
第3章:すべてのことに、意味がある
→ノーラン・ライアン選手の言葉、響くわ。ビジネスに置き換えても同じことが言えるよね。仕事自体ができるだけでなく、常日頃から人格がしっかりしていないといけない、みたいな。
第4章:「信じ切る力」を育てる日常のルーティン
→うん、好き。上記はあくまで抜粋だけど、この章、びっくりするぐらい私石ころと共通しているところがあってめちゃめちゃ光栄でした(笑)
本の読み方とかめちゃめちゃそっくり。私の場合、1回目書き込んで、2回目ノートに書いて、そのノートをワードにまとめたうえでnoteに貼ってるんです、実は。
第5章:相手を、信じ切る
→WBCの決勝を見ていなかった僕にとっては“ほうほう”程度だったんだけど、生で見た人にとってはたまらない章だったんじゃないかな。家族については『ただ愛すればいい』。いいなぁ。青木真也がMMAについたときに語った、『結局のところ愛なんだよ』だね。
第6章:神様に生き様を認めてもらう
→最後は“生き様”の話です。生き様が世の中を作る、よき生き様が世の中をよくし、幸せを作る。たまらん・・・。
というわけで栗山さんの『信じ切る力』、良かったですねぇ~。
陽明学の『縁尋機妙 多逢聖因』とか、ダグラス・エンゲルバートさんやノーラン・ライアン選手の言葉とかは、もう少し自分の中でちゃんと染み込ませて、他の人も話していきたい!ではでは!