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#東京

風呂なしアパートに住み、銭湯に通うのは昭和風情か?

風呂なしアパートに住み、銭湯に通うのは昭和風情か?

今の時代に、あえて築古の風呂なしアパートに住む若者が注目を集めています。

彼らは、自宅で入浴しない代わりに、銭湯に通うのだとか。二人で行った~ヨコチョの風呂屋~。昭和風情です。

ただし、風呂なし物件に住む若者が増えたかというと、必ずしもそうとは言えません。

というのも、風呂なし物件の多くは、1970年代までに建てられた木造アパートで、そういう築古の木造アパートは、減り続けているからです(朴・

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卒業論文の思い出

東京都区部におけるシェアハウスの立地特性とシングル女性の住宅ニーズからみたその背景. 地理学評論 92: 203-223.

この論文は、2016年3月に新潟大学に提出した卒業論文をもとにしている。私にとっては初めての査読付き論文だ(短報だから論文とは呼べないかもしれないが)。大学院進学後の大幅な内容の修正と、その後の約1年8か月にわたる査読者とのやり取りを経て、2019年3月に雑誌『地理学評論』

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「コロナ渦で借りて住みたい街ランキング」1位の本厚木は(私にとって)どのような場所か?

「コロナ渦で借りて住みたい街ランキング」1位の本厚木は(私にとって)どのような場所か?

「コロナ渦で借りて住みたい街ランキング」の1位が本厚木だったらしい。本厚木には母方の祖父母が住んでいる。個人的にとても馴染みのある場所だ。

祖父母の家は、本厚木駅からバスで10〜20分程の、ひとつの丘をそのまま切り拓いて作ったような住宅地の一角にある(地名には「台」がつく)。2階建の一戸建て住宅で、近隣には同じような区画の同じような住宅が並んでいる。これぞ郊外のニュータウンとでもいうべき均質的

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