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鬼木フロンターレとは何だったのか:Vol.46〜ついにJリーグ新記録を樹立。勝ち続けて、時代を作る。
2021年5月、リーグ第14節の北海道コンサドーレ札幌戦は2-0で勝利。
開幕からの無敗記録は16試合になりました。これにより、前年度から続くJリーグ負けなし記録は22試合。2012年~13年にかけて大宮アルディージャが記録した21試合を抜き、Jリーグ新記録を樹立しています。新しい歴史と記録を打ち立てたチームになりました。
この期間、「勝ち続けていくチームに必要なものは?」と問われた鬼木監督は、「難しい質問ですね」と苦笑いした後で、「たくさんある」とした上で、やはり自分たちを信じて、現場だけではなくクラブ全体でベクトルを一致させることの大事さを述べていました。
「自分たちの力を一番信じることが大事だと思います。自分たちのスタイルを、自分だけではなく全員、スタッフも選手も、こういうサッカーで勝ちたいよね、これでダメなら仕方がない・・・・そういう形に進めていくことが、やっぱりパワーになると思っています。
もちろん、それぞれやりたいサッカーはありますが、みんなが目指している形に共感して、一致しているのがパワーになっている気がしています。(勝ち続けるチームに必要なものは)たくさんあるので、どれというのはないですけど、現場だけではダメで、クラブが目指すものだと思います」
クラブが強くなるにつれて、思い出す言葉が僕にはあります。
それは、風間八宏前監督の「監督がチームを強くするわけではないんだよ。クラブの哲学が強くするんだ」という言葉です。
優秀な監督やスタッフ、優れたプレイヤーを集めることができれば、サッカーチームが強くなる可能性は高まります。でも、それだけでは強く「あり続ける」のは難しいはずです。
現場だけではなく、クラブとしてどういう方向を向いて強くなっていくのか。そこのベクトルが一致しないと、誰かが違う方向に進もうとしたり、最悪、足を引っ張ろうとします。そこの目が揃って一丸となっていないと、最終的に突き抜けていくことはできないからです。これだけ勝ち続けているのは、川崎フロンターレというクラブ全体の力なのだと思います。
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