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試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第28節・浦和レッズ戦)

 8月24日は埼玉スタジアム2002で浦和レッズ戦です。

ここ最近、埼スタでは勝利がありません。ただ川崎フロンターレには、浦和レッズ戦でよくゴールを決めている選手がいます。

 脇坂泰斗です。
今年も去年も等々力での浦和レッズ戦でゴールを決めていますが、アウェイの埼スタでも2年に1回ぐらいのペースでミドルシュートを突き刺しています。何気に浦和キラーだったりしますからね。

 今年の等々力の勝利後のこと。ミックスゾーンで「浦和戦、よく決めるねぇ」と本人に声をかけてみると、「あー、確かに」と言い、ふと思い出したように浦和の守護神とのこんなエピソードを明かしてくれました。

「(西川)周作さんと(日本)代表で一緒になった時に『決めてくるよねー』って言われてから僕も意識するようになりましたね」

 調べてみたら、脇坂泰斗と西川周作が同時期に日本代表に選ばれた時期は、2021年3月でした。国内で韓国代表との親善試合、カタールW杯のアジア2次予選でモンゴル代表との対戦が組まれていたタイミングで、脇坂泰斗は追加招集による日本代表選出でした。その直近に行われたリーグ戦が埼スタでの浦和戦で、彼は西川周作の守るゴールマウスに鮮やかなミドルシュートを突き刺していたのです。この時の試合は5-0で川崎が勝利しています。そんな縁もあって、西川周作からそんな風に話しかけられたのかもしれません。

 最近は山田新やマルシーニョといったFW陣がゴールを決めていますが、トップ下での脇坂泰斗のゴールもそそろ見たいところです。

「チームが得点するために最善を尽くすことと、自分でもチャンスがあれば積極的に振りにいきたいと思います」

 少し前、川崎フロンターレでは森谷賢太郎が「浦和キラー」として名を馳せていました。そろそろ脇坂泰斗も「浦和キラー」を襲名してもいい得点率です。この試合で決めたら、「新・浦和キラー」と勝手に呼びたいと思います・笑。

今節に関しては、サガン鳥栖から河原創の完全移籍が発表されたこともあり、「仲間が増えましたし、競争の中で自分たちが強くなっていかないといけないと思います」と、主将として勝利への思いを強くしていました。ここでの連敗は許されません。

そんな大事な一戦の見どころを語っていきたいと思います。

※前節のレビューになります。早坂勇希と佐々木旭の追記をして、全部で約17000文字のボリュームになっておりますので、ぜひどうぞ!

では、プレビューのスタート!ラインナップはこちらです。



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