鬼木フロンターレとは何だったのか：Vol.29〜躍動し始めたスーパールーキー・三笘薫を語る。

再開後、川崎フロンターレは連勝街道を突き進んでいきます。

その中で、ある1人のスーパールーキーに注目が集まります。

そう。筑波大学から加入した三笘薫です。

Jリーグでプレーしたのは2020年と21年の夏までなので、トップチームでの在籍期間は1シーズン半。この2020年は7月からリーグが再開したので、実際にプレーした期間で言うと賞味1年とも言えるかもしれません。

「2020年の川崎フロンターレといえば三笘薫」という印象を抱いている方も多いかもしれません。その認識自体は間違いではないのですが、最初はスタメンではなかったですし、いきなりチームの中心にいたわけでもありませんでした。

　今回は三笘薫がいかにチームで存在感を放つようになったのか。その変遷を、再開後の試合とリンクさせながら語りたいと思います。