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鬼木フロンターレとは何だったのか:Vol.16〜34本のパスをつないで決めた年間ベストゴール。そして二冠が潰えた直後に家長昭博が語った忘れられない言葉。

リーグ連覇を達成した2018年の振り返りもいよいよ終盤です。

首位浮上後、最初の正念場となったアウェイでの鹿島アントラーズ戦は0-0で乗り切ったものの、連覇への道は簡単ではありません。次なる難関となる相手が立ちふさがります。

 それがイニエスタ擁するヴィッセル神戸です。

順位的には優勝争いから脱落していたものの、リージョ監督を招聘し、ポドルスキも健在。さらにこの年、元スペイン代表のゲームメーカーであ離、世界的なトッププレイヤーであるイニエスタがやってきました。

右脚のけがもあり、欠場やベンチスタートが続いていたイニエスタですが、どうやら等々力でのこの一戦は先発復帰をするとの情報が流れていました。

川崎は阿部浩之と守田英正が出場停止で迎えたJ1第30節。イニエスタはスタメンとして等々力のピッチに立っています。試合は5-3でフロンターレが勝利。それと同時にシーズン屈指の名勝負でもありました。

この試合の大島僚太が決めた逆転ゴールは、2018年のJリーグ年間ベストゴールに輝いています。複数の選手達がイメージを共有しながら連動し、高い技術を駆使して崩したこの美しいゴールでした。

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