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鬼木フロンターレとは何だったのか:Vol.11〜誤審で途切れたリーグ無敗記録と、立ち込めた暗雲。そこから取り戻した「らしさ」。
リーグ連覇を達成した2018年を振り返ると、勝てずに苦しんでいたACLと比べると、リーグ戦に関しては開幕から3勝1分と順調に勝ち星を重ねていました。
ところが、第5節のサンフレッチェ広島戦で0-1で敗れます。
これが今季リーグ戦初黒星。これにより、昨年から継続していたJ1でのリーグ戦無敗記録が19でストップとなりました。ちなみにこの無敗記録は、2015年に記録した浦和と並んでリーグ史上2位タイ。そして等々力でのリーグ戦連続得点記録も31でストップすることとなってしまいました。
悔やまれるのは、終了間際にフロンターレが追いついたと思われた得点が認められなかった点でしょう。審判団が協議の上でノーゴールに。当時はまだVARが導入されていない時代です。長谷川竜也の取り消された同点弾は、後日にJリーグが公式に「誤審」であったことを認めたわけですが、試合が成立した後では勝ち点は戻ってきませんし、結果も変わりません。
そしてこの敗戦の後、チームはリーグ3試合勝ちなしと苦しみました。さらにACLでも勝てず公式戦7試合勝なし。順位表に目を配れば、広島とFC東京の2強状態となり、フロンターレは第2集団として追いかける構図の序盤となっています。
こうした難しい時期に、選手たちはどう向き合い、前に進んでいったのか。
指揮官には慎重な舵取りが求められていました。
そして、チームが大事にしていたことは何だったのか。今回はそんな話です。
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